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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その292) 閂 閘 閧 閭 闊

2016年08月23日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その292)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<閂:サン、かんぬき> 
*音熟語ナシ *「閂」は宋・元代に造られた字(漢字源)

<閘:オウ、コウ、ひのくち> *オウ(漢・呉音)コウ(漢・呉音)
・ひのくち:(=水門、樋(ひ)の口のこと)閘門=水門の戸、閘河(コウカ)=水門を設けた河、閘官=水門管理の役人、水閘=水門、ひのくち、閘夫=水門開閉を司る者、閘頭=時々、開閉する水門、閘板=①水門の戸 ②雨戸
(参考)大字源による音分け
「コウ」音:ひのくち
「オウ」音:①ひのくち ②しらべる 「点閘(テンオウ)」 ③「閘喋(オウチョウ)」=動物が物を食べるさま
*漢字源も「門を開けたり閉めたりする動詞のときは“オウ、ヨウ”」とある。ただし、熟語ナシ。大漢和も同様だが熟語ナシ。字通も「門のきしむ音の場合は“閘(オウ)”の方で読む」とある・・・が、熟語ナシ。 

<閧:コウ、ちまた> 
・ちまた:音熟語見当たらず。
*「閧然(コウゼン)」=元気あるさま ←誤用。本来は「鬨然」と書くのが正しい(大漢和・漢字源)。
*意味①:とき、ときの声 類:鬨 意味②:村里のみち、ちまた 

<閭:リョ、ロウ、ちまた、さと、むらざと> *ロ(呉音)・・・熟語ナシ。
・ちまた、さと、むらざと:閭巷=①村里、いなか ②ちまた、民間 =閭闔。閭里閭門、、倚閭=里門によりかかる、郷閭、村閭、門閭、里閭、閭閻(リョエン)=むらざと。里門と里中の門。転じて、村里に住む貧しい人の喩え。邑里の庶人。(「閻」に里中の門・ちまたの意あり)、閭伍=むらざとのなかま、閭首=むらの入り口、閭戸=むらの入り口の門、また、その扉。閭居=里の家。
*閭麋(リョビ)=大きな鹿。獣の名(一角獣で鹿に似ているとも・・・)

<闊(濶):カツ、ひろ(い)、うと(い)>
・ひろ(い):闊然、快闊、広闊、闊歩、闊達、「闊達大度」、闊葉樹、迥闊、闊腋=広い脇の下、闊遠=広く遠い、はるか遠い・・・
・うと(い):迂闊、疎闊、離闊、久闊・・・

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