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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その336):睥 睨 睥睨ほか

2017年07月15日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その336)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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・朝の記事に“最近の朝の日課”と書いたけど、いの一番にやってるのは、
 ①昨日のブログのアクセス状況のチェック・・・直近の記事がアクセス数上位なのはわかるけど、ときどき、だいぶ前の記事が上位を占めたり、こちらが忘れかけている記事が読まれてたりする・・・
 ②自分も忘れかけている記事やその内容を再度読むことで、必要あれば更に調べたりして復習している。
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●先の記事の「方中方睨」で気になったので「睨」について調べ直した、また序でに「睥睨」の「睥」についても調べた・・・

<睨:ゲイ、にら(む)、うかが(う)、かたむ(く)>
(漢検2)
睨:ゲイ にらむ・かたむく *“うかが(う)”訓の掲載ナシ。
意味:①にらむ。横目で見る。「睨視」「睥睨(ヘイゲイ)」 ②かたむく。日が西にかたむく。 ③ようすをうかがう。
下つき:睥睨(ヘイゲイ)
睨視(ゲイシ):(大辞林):じっと見つめること。にらむこと。 「白雲の漠々たるを・・・して吾が心踊り/欺かざるの記 独歩」
睥睨(ヘイゲイ):①横目でにらむこと。流し目で見ること。
         ②城壁のくぼみから敵情をのぞき見ること。転じて、周囲をにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する大名」「俾倪」とも書く。
(大字源)
・大字源によれば、「睨」の訓“(にら)む”は和訓となっている、ということは、「睥睨ー睨(にら)む」という音訓はオカシイ筈だが・・・。
・大字源の字義では、
 ①横目で見る。斜めに見る。よそ目に見る。
 ②かたむく。斜めになる。「日方中方睨」
 ③「睥睨(ヘイゲイ)」は、うかがいみる。また、ひめがき。同)俾倪(ヘイゲイ)
 *だから、「睥睨 -睨(うかが)う」の音訓が正しそうだが・・・漢検2には、この訓の掲載ないので、どうなるのかわからんが・・・
 
睨観(ゲイカン):みる。よそ目に見る。
傲睨(ゴウゲイ):(=傲倪)①尊大で不正なさま。②いばってにらみつける。
睇睨(テイゲイ):横目でちらりと見る。流し目で見る。 *「睇睨 - 睇る」なんて音訓が出たら「睇(ぬすみみ)る」ですねえ・・・
眇睨(ビョウゲイ):(意味説明ナシ)
辟睨・辟倪(ヘイゲイ):(畳韻)横目でにらむ。横目でようすをうかがう。*「辟」に“ヘイ”音読みあり。大字源ではこの畳韻のみ。


<睥:ヘイ、ながしめ、にら(む)、うかがいみ(る)> *“うかがいみ(る)”訓の掲載ナシ。
(漢検2)
睥:ヘイ にらむ・ながしめ
意味:にらむ。横目で見る。うかがいみる。ながしめ。「睥睨(ヘイゲイ)」
大見出し:

*「睥睨(ヘイゲイ)」に、“ひめがき”の意味までは漢検2には記載していないが、
 (大字源)
  ①ながしめ。流し目で見る。横目で見る。②うかがいみる。③城壁上のひめがき。城の築地。敵をうかがい見るからいう。同)辟倪。俾倪。

(参考)俾
(漢検2)
🈩ヒ ①たすける。益する。「俾益」 類)裨(ヒ) ②しもべ。めしつかい。
🈔ヘイ にらむ。横目で見る。「俾倪(ヘイゲイ)」 類)睥(ヘイ)
大見出し:
俾倪(ヘイゲイ):①横目でにらむこと。尻目(しりめ)に見ること。 ②あたりをにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する」 「睥睨」とも書く。
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