日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

修学旅行1(自主研修)

2007-06-11 | 覚え書き(メイン)

修学旅行は

児童に病気やケガもなく

雨に降られることもなく

無事に戻ってこれた

 

修学旅行中は職員は

24時間勤務みたいなもので

非常に疲れる・・・

安全面の確認

友人同士のトラブルの仲裁

対人マナーの指導

 

先生達は

只で観光旅行をしているなどと

言われては心外である

 

しかも子供達ですら

ただの観光旅行では済まない

のが現代の修学旅行である

 

別に観光旅行でもかまわない

思い出作りでもいいじゃないか

遊園地楽しんでおいで

と私は思うのだが

修学旅行は観光であってはならない

と主張する先生がいる

しかも少なくない

勉強の一環なのだから

遊園地などもってのほか

工場見学なら良いでしょう

そんな風潮からなのか

いつのころからか

修学旅行のコンテンツの一つに

「自主研修」というものが加えられるようになった

 

子供達が自主的にテーマを決めて

旅行先で調べ学習を行ない

帰ってきてまとめるのである

 

これが担任にとっては大変なのだ

40人もいる子供達が

好き勝手に

「ぼくはテレビ局を調べたい」

「わたしはデパートを調べたい」

とわがままを言う

担任はそれを否定できない

自主性は尊重しなくてはならないからだ

アポイントメントを取るのは担任である

テレビ局に電話をかけ

デパートにファックスを送り

40人のスケジュールを決めた頃には

担任はボロボロである

自主研修なのだから子供に調整させればいいって?

その通りなのだが

子供達にはまかせられないのだ

できる子供はいるけれど

できない子供もいる

先生は平等でなければならないので

できない子供に合わせて

全ての調整は先生がやることになる

先生は子供を支援しなければならないからだ

子供達は先生が調整した時間に相手先に行き

話をして帰ってくる

教師は集合時間に皆戻って来れるのか

相手先で失礼なことをしなければ良いのだがと

ハラハラしながら待つことになる

 

こんな大変な自主研修だが

子供達の唯一の自由行動だという

利点もある

バスを降りた3人の子供達が

頭を寄せ合って地図を見ているのは

なかなかかわいく思える

そして集合時刻に集まってくる子供達を見て

こう思うのだ

「お前達、伝書鳩を超えたよ」(誉めてる?)

Photo_201

写真の子達は物おじせず道を聞いていた

このあと煎餅屋さんに行くのだ

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