もう十年位前だろうか
家族で墓参りに行った帰り
通りすがりの庭先でちょっと不思議な植物を見かけた
もう花は終わり実になっていたのだが
その実が入っている鞘が奇妙な形をしていたのだ
丸く平べったいウチワの様な実
それが扇状に並んでいた
何という植物なのだろうと気にはなっていたが
ちょっと図鑑をぱらぱら見るぐらいで
調べもせずに放っておいた
それが つい最近 下校指導の帰りに
再び巡り合ったのだ、この草に
sonyα100 + 135mmSTF
ISO400 f=4.5 1/60秒
今度ばかりは決着をつけるぞと
今日教頭先生に訊いてみた
「ああこれはコバンソウよ」
さすがである
一瞥しただけで答えが返ってきた
どれどれと 「コバンソウ」をググってみる
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/kobansou.html
あれ、違うみたいだぞ
しかし ここで諦めては また十年が経ってしまう
色々探してみたら見つけた
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Lunaria.html
これだ
名前は「オオバンソウ」
・・・大判・小判か
教頭先生の名誉のために書いておくと
コバンソウとも言うのだそうだ
他に
ゴウダソウ(合田草)
ギンセンソウ(銀扇草)
ギンカソウ(銀貨草)
ルナリア(月のルナから)
とも言うのだそうだ
なんて名前の多い草だろう・・・
銀扇草という名が気に入った
この実の形はやはり大判というより団扇だよ
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