日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

暦(2) 1年が12ヶ月に

2007-03-07 | 覚え書き(メイン)

前回のおさらい
古代ローマの王様ロムルスが
一年を十ヶ月にわけて
304日からなる暦を作った

2 ヌマ暦 (ロムルス暦の改良)
ロムルス暦はいいかげんで役に立たなかった
何しろ一年が304日であるから
季節がずれていくのだった
 
BC700年頃:古代ローマ二代目:ヌマ王
ロムルス暦を改良した
暦の基準を月の満ち欠けとし
1ヶ月を29日または30日とした
12ヶ月で一年とした。
29日と30日を交互に配置すると一年の日数は354日
ヌマ王は偶数を嫌って一日足して355日とした
 

1 マルティス(マルス)
2 アプリウス(アプロディテ)
3 マイウス(マイア)
4 ユニウス(ユノー)
5 クィンティリウス(5番目)
6 セクスティリス(6番目)
7 セプテンベル(7番目)
8 オクトベル(8番目)
9 ノウェンベル(9番目)
10 デケンベル(10番目)
増えた月は
11 ヤヌアリウス(ローマ神話の神ヤヌス)
12 フェブルアリウス(ローマ神話の神フェブルウス)

 

惜しいところまでいったが
ヌマ暦も365日より約10日短いため
季節と暦は、ずれまくった
閏月を挿入して
月と季節を一致させる方策がとられた
日本の旧暦に近いね
 

この時点でもまだ2月は
特別な存在では無かった
次回「カエサル暦」から徐々に
2月は特別なものになっていく
 

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