日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

曜日 (2)

2007-01-16 | 覚え書き(メイン)

さて、曜日の始まりは古代バビロニアまでさかのぼる

紀元前約1800年には7日で1週とする単位が使われていたらしい

つまり

聖書よりもずっと昔から曜日は存在した(要チェック)

日本では 藤原道長(1028年没)の日記に 毎日の曜日が記されてたそうだ。

日本に 曜日という概念を 持ちこんだのは空海(835年没)だという

さすが空海

唐から持ち帰ったのは仏教や讃岐うどんや怪しい秘宝ばかりではなかった

日本全国の温泉を発見したり

筆を選ばなかったり

筆をあやまったりするだけのことはあるね

閑話休題

曜日の順番が決まったのは

古代ギリシャの天文学と結びついた頃といわれている

それでも紀元前1世紀頃だ。天動説の時代である

その時代の宇宙観では、天体は地球から遠い方から順に

土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月の順になると考えられていた。

これは現代の宇宙観と驚くほど近い。

これは天球上での天体の動きを観察し

動きの遅いものが遠くにあるという考え方で並べた結果である。

今から3千年も前の人間の観察力と思考力に驚かされる。

さて

占星術師は1日のそれぞれ1時間ずつが惑星の神々に支配されると考えた

つまり最初の一時間が土星の時間なら次の一時間は木星の時間・・・

並べると下のようになる

110

これを「土星の時間」から始まっているから「土星の一日」(土曜日)とすると

次の一日は火星の次だから「太陽の時間」から始まる

380_1

一番上の行を横に見ていこう

土星 太陽 月 火星 水星 木星 金星 と並んでいる

つまり 土→日→月→火→水→木→金→土→日→

一週間の順序はこんなに昔に

このようにして決まったのだ

                  つづく

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