日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

二十八星瓢虫(ニジュウヤホシテントウ)

2007-06-27 | 写真

本日の記事にはショッキングな画像が含まれています

うちの学校にも学校園というものがあって

各学年趣向を凝らして植物を育てている

ヤマセというものがあって涼しい土地柄なので

ジャガイモは多めに育てているのだが

昨日教頭が職員室に入るなり言った

「鈴柩先生、1年生のジャガイモが黄色くなって

枯れているようなんだが病気かねえ」

「あ、じゃあちょっと見てきますね」

0_3

確かに、まっさきに植えた1年生のジャガイモだけが

変色している

(タイトルでネタばれしているから

 嫌な人はもう見ないでね)

ジャガイモの葉をよく見ると

(キャー)

Photo_238

こんな状態である

一株につき何十匹もで食事中

こいつはニジュウヤホシテントウの幼虫だ

悪夢に出てきそうな生物である

Photo_239

大人になればそんなに恐くないルックスなんだけどなあ

成人してもジャガイモの葉を食っているので

同情の余地はない

たいていのテントウムシは益虫なので

テントウムシ界の面汚しである

テントウムシだましと呼ばれたりもするが

テントウムシダマシという種類の昆虫は

他にちゃんといるので紛らわしい

 

ともあれ1年生のジャガイモを守るために

気は進まないけど駆除することにした

Photo_240

これも気は進まないけど農薬を使う

初めはわりばしで一匹一匹取っていたが

きりがないことがわかったのだ

PAP(フェントエイト)

Pap

この農薬はPAPとかフェントエイトとか呼ばれている

化学の方では

ジメチルジチオホスホリルフェニル酢酸メチル

という名前

有機リン系の農薬だ

Photo_241

粉剤をかけられて

クリスマスツリーみたいになった幼虫

化けて出ないでね

悪夢の中の生き物だからなあ

コメント
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