修学旅行最終日はお楽しみとして
I山パークランドで遊ぶのだった
コーヒーカップのジェットコースターなどという
10秒で酔ってしまいそうな乗り物に
キャーキャー言いながら乗っている子供達・・・
キミ達さっき
バス酔いのクスリを飲んでいなかったかい?
私は高い所がコワイので
こんな乗り物はもちろん
こんな乗り物にも乗れない
恐い=楽しい
という方程式がどうにもわからない
この絶叫マシンで喜ぶ子供達が
ホテルの部屋で幽霊が恐いといってべそをかく
本当に危険なのはどっちか
本当に分かってる?
犬や猫なら幽霊ではなく遊具を恐がるだろう
幽霊を恐がる生き物って他に何かある?
つくづく人間って本能の壊れた動物なんだなあ
ん?このフレーズ何だっけ
ということで久々に
岸田秀の唯幻論に触れたくなった
![]() |
ものぐさ精神分析 価格:¥ 920(税込) 発売日:1996-01 |
この本を紹介されたのは
高校の時の美術教師I口さんからだった
カルチャーショックだった
「人間は本能が壊れているから
幻想の中でしか生きられないんだよ」
ということから始まり
けっこう難解な内容が
非常に平易な文章で記されているので
スルスルと頭に入ってくる
名著である
目から鱗をはじめいろんなものが落ちたりした
詳しく述べないので是非読んでほしい
I口先生がどういう経緯でそれを薦めてくれたのか
今となっては良く覚えていないが
ググってみるとどうやら78年初版なので
当時出版されたばかりの本だったようだ
唯幻論を知って過ごす人生と
知らずに過ごす人生では
大きな違いがあったと思う
先生に感謝だ