銅鑼(第1首) 解説
はじめて草盧に奈良美術研究会を開きしより今にして二十年にあまれり身は遂に無眼の一村翁たるに過ぎずといへども当時会下の士にして後に世に名を成せるもの少からずこれを思へば老懐いささか娯むところあらむとす
くさ の と に こもごも のき の どら うちて
とほく とひ こし わかびと の とも
(草の戸にこもごも軒の銅鑼打ちて遠く訪ひ来し若人の友)
はじめて草盧に奈良美術研究会を開きしより今にして二十年にあまれり身は遂に無眼の一村翁たるに過ぎずといへども当時会下の士にして後に世に名を成せるもの少からずこれを思へば老懐いささか娯むところあらむとす
くさ の と に こもごも のき の どら うちて
とほく とひ こし わかびと の とも
(草の戸にこもごも軒の銅鑼打ちて遠く訪ひ来し若人の友)