会津八一 鹿鳴集・観仏三昧(二十八首)
昭和14年10月の作である(28首)。早大文学部芸術科の学生を連れて奈良見学旅行に赴いた時の作で、冒頭に八一はこう記す。「観仏三昧 仏像の研究と鑑賞に専念すといふこと」
十五日二三子を伴ひて観仏の旅に東京を出(い)づ 解説
やまと には かの いかるが の おほてら に
みほとけ たち の まちて いまさむ
和にはかの斑鳩の大寺にみ仏たちの待ちていまさむ)
昭和14年10月の作である(28首)。早大文学部芸術科の学生を連れて奈良見学旅行に赴いた時の作で、冒頭に八一はこう記す。「観仏三昧 仏像の研究と鑑賞に専念すといふこと」
十五日二三子を伴ひて観仏の旅に東京を出(い)づ 解説
やまと には かの いかるが の おほてら に
みほとけ たち の まちて いまさむ
和にはかの斑鳩の大寺にみ仏たちの待ちていまさむ)