会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 4

2013-03-03 22:42:30 | Weblog
春日野にて  第1首  解説

 かすがの に おしてる つき の ほがらかに 
             あき の ゆふべ と なり に ける かも 

    (春日野におし照る月のほがらかに秋の夕べとなりにけるかも)


会津八一 3

2013-03-03 01:02:31 | Weblog
南京新唱
 鹿鳴集にある南京新唱・99首は会津八一の処女歌集である。
順次紹介していこう。

「明治四十一年八月より大正十三年に至る
南京 なんきょう。ここにては奈良を指していへり。「南都」といふに
等し。これに対して京都を「北京」といふこと行われたり。
鹿持雅澄(カモチマサズミ)の『南京遺響』佐佐木信綱氏の
『南京遺文』などいふ書あり。
みな奈良を意味せり。ともに「ナンキン」とは読むべきにあらず。
                         (自註鹿鳴集より)