南京新唱
鹿鳴集にある南京新唱・99首は会津八一の処女歌集である。
順次紹介していこう。
「明治四十一年八月より大正十三年に至る
南京 なんきょう。ここにては奈良を指していへり。「南都」といふに
等し。これに対して京都を「北京」といふこと行われたり。
鹿持雅澄(カモチマサズミ)の『南京遺響』佐佐木信綱氏の
『南京遺文』などいふ書あり。
みな奈良を意味せり。ともに「ナンキン」とは読むべきにあらず。
(自註鹿鳴集より)
鹿鳴集にある南京新唱・99首は会津八一の処女歌集である。
順次紹介していこう。
「明治四十一年八月より大正十三年に至る
南京 なんきょう。ここにては奈良を指していへり。「南都」といふに
等し。これに対して京都を「北京」といふこと行われたり。
鹿持雅澄(カモチマサズミ)の『南京遺響』佐佐木信綱氏の
『南京遺文』などいふ書あり。
みな奈良を意味せり。ともに「ナンキン」とは読むべきにあらず。
(自註鹿鳴集より)