「ちから(力)をもいれずして、あめつち(天地)をうごかし、め(目)に見えぬおに神(鬼神)をもあはれとおもはせ、をとこをむな(男女)のなかをもやはらげ、たけき(猛き)もののふ(武士)の心をもなぐさむるは、うた(歌)なり」 古今和歌集・仮名序
小学6年生による殺人の動機のひとつにネット上の言葉のやり取りがあった。「をとこをむな(男女)のなかをもやはらげ」を「人と人との仲をも和らげ」と読んで見たい。言語の根幹を揺るがすような粗雑なネットでの表現は底の浅い文化の裏返しだ。名歌を口ずさむ風潮が学校や家庭にあればと思う。
小学6年生による殺人の動機のひとつにネット上の言葉のやり取りがあった。「をとこをむな(男女)のなかをもやはらげ」を「人と人との仲をも和らげ」と読んで見たい。言語の根幹を揺るがすような粗雑なネットでの表現は底の浅い文化の裏返しだ。名歌を口ずさむ風潮が学校や家庭にあればと思う。