会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

詩 歌

2004-06-06 23:11:40 | Weblog
「ちから(力)をもいれずして、あめつち(天地)をうごかし、め(目)に見えぬおに神(鬼神)をもあはれとおもはせ、をとこをむな(男女)のなかをもやはらげ、たけき(猛き)もののふ(武士)の心をもなぐさむるは、うた(歌)なり」  古今和歌集・仮名序
 小学6年生による殺人の動機のひとつにネット上の言葉のやり取りがあった。「をとこをむな(男女)のなかをもやはらげ」を「人と人との仲をも和らげ」と読んで見たい。言語の根幹を揺るがすような粗雑なネットでの表現は底の浅い文化の裏返しだ。名歌を口ずさむ風潮が学校や家庭にあればと思う。

将棋名人戦(7番勝負)

2004-06-06 00:30:11 | Weblog
 挑戦者・森内竜王に3勝1敗と追い詰められた羽生名人が、昨日2勝3敗と一つ星を戻した。かって7冠と言う偉業を成し遂げた羽生名人は現在「名人」と「王座」の2冠しかない。「羽生マジック」で連戦連勝したこの天才が、もし名人を落とすようなことがあると将棋界は群雄割拠の戦国時代がさらに進むことになる。 
 勝負の終盤に対戦棋士は「羽生マジック」に翻弄された。威力のあるマジックが多かったが、中にはその幻影におびえて負けた棋士は多い。
 麻雀も同じところがある。相手に強いと思わせておくと楽に勝てる。敵が自滅するのだ。ところがSU家の面々は5段の我輩を怖がらず、無視して勝ってしまう。