今日から11月。あれよあれよという間に11月を迎え
80歳4か月。こうなるとひと月にもぐっと重みがある。
人生に例えるなら「玄冬期」。まぁ何期であろうと
かまわないが、何かに付け同時期の母を思い出す。
70歳を過ぎてから「本格的に編み物を」と、思い立ち
斬新な作品を習っては次々送ってくれたが、生憎その頃から
アクリルやポリエステルのセーターなどがどんどん
出始め、その作品らは一度も袖を通すことなく、さりとて処分
する気になれず”箪笥の肥やし”になること40年。
こんなに「時代が変わった」のを知らずに逝けたのは
彼女には良かったかもしれない。
ちょっとした端切れで何かを作り、楽しんでいた母
いまの私が受け継いだよ、とひとり手を動かして
楽しんでいるこの頃です。