公開15周年記念でリバイバル上映があったので、つい観てしまった。先輩にほのかな恋心を抱く超数学ヲタクの少年が巻き込まれるSFチックな大騒動。SFチックと言うより当時では近未来、15年経った今では起こりうる危機か。
撮影技術、画質を見るとやはり過去の作品と感じるんじゃないかと思ったが、意外とそうでもなかった。やはり最新作の「竜とそばかすの姫」は本作の正当な後継作だったように思えてきた。
本作で細田監督は、大家族を舞台とした家族愛を描いている。いま見ると思った以上に思い入れが感じられた。そして以降の作品は核家族と言うか描く対象人数が少なくなっていった。それだけに暑苦しく鬱陶しく見えたのかもしれない。
やはり、個人的に細田作品では本作が一番好み。観直して良かった。そして「竜とそばかすの姫」から3年経ったので、そろそろ新作発表はないだろうか。
2024年8月1日 川崎・チネチッタにて
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