日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】 竹内正浩著「地図もウソをつく」(文藝春秋新書)

2010-12-20 23:08:07 | 本・映画・展覧会
 地図、読めますか?

 どうかなぁ。とりあえず記号とかは分かるけど、それで実際の地形が思い浮かぶほど読めるかと言うと怪しい自分。でもまぁ、地形図見て顔を背けるような「アレルギー体質」ではない。

 本書はフツーの人が思うであろう「国土地理院の地図ならカンペキ、間違いなどないだろう」と言う根拠無き思い込みを打ち砕いてくれるほか、地図にまつわる様々なエピソードを散りばめた作である。まぁマニア嵩じて書いたと思って差し仕えない。

 ナンセンスな本だと言ってるんじゃないよ!?「マニア」ならではの細かな点へのツッコミ、隠れたエピソードなどが本書にはオンパレードだ。だから惹き込まれあっという間に読み終わった。「ウソをつく」なんて書きながら地図への限りなき愛情を感じられる一冊である。

 2010年12月15日 通勤電車車中にて読了

コメント (2)
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【写真展】 モーメンツ マンスリーアルバム2010 優秀作品展

2010-12-20 05:45:20 | 本・映画・展覧会
 月例で優秀賞や佳作といった評価をしているキヤノンクラブの、年間総合優秀者作品展。当然コンスタントに応募し、コンスタントに高い評価をしている人が選ばれる。瞬発力と持久力の両方が問われた結果なのだな。

 どれも綺麗な写真で、あとは被写体や構図が自分の好みかどうか、なのでどれ(誰)が気に入ったとか書くのは省略。

 パネル大にしてもこれだけ見られる、最近の写真技術は素晴らしいね。こうなると撮影技術は問われず、構図やシャッターチャンスを選ぶセンスだけの勝負になるんじゃないか?と言う気すらするが、実際には「デジイチ」をどこまで使いこなして自分の意図する色調で撮るかと言う「デジイチリテラシー」みたいなものも必要だな。レタッチを使っていないという前提で話せば。

 プロとアマの差って何だろう?写真展やライヴに行く回数が増えるごとに、そう考えるようになってきた。仕上がり品質にバラつきのないこと。制約(時間や予算や環境)があってもある程度のレベルまで仕上げられること。もちろん、基礎的な技術をマスターしていること。その辺かなと思うのだけれど。だから「一発屋」はプロであってプロじゃないのではないか、とも思う。逆に言えば、趣味としてとことん時間をかけ、場合によってはカネもかけ、好きなものだけを好きなだけできるのがアマチュアってコトだよね。

 2010年12月15日 キヤノン S タワー・オープンギャラリーにて鑑賞
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