7月30日、3日目。夏の18きっぷ2回目使用、紀勢本線周りで帰る。浜松で夕食休憩を入れた以外はほぼ最短乗り継ぎばかりながら、17時間近い耐久レース。和歌山駅前のコンビニで朝食と昼食を買い、始発列車でスタート。もし耐えられなくなれば、名古屋から新幹線で帰れば良いと思えば少しは気が楽なものだ。写真は上段左→右そして下段左→右で乗車した全列車。
【第1列車:和歌山→紀伊田辺(227系2連ロング)】
和歌山から離れる方向なのでガラ空きかと思えばそこそこ人が乗ってきて、御坊で一度空き、田辺に向けて再び混んだ。学生がいれば立ち客も多数出るのだろう。
【第2列車:紀伊田辺→新宮(227系2連ロング)】
そろそろ海が見えてくる。陽射しが強く、真っ青な海は綺麗。さすがにこの区間は空いており、1両に10人ほどしか乗っておらずロングシートでもノンビリ過ごせた。
【第3列車:新宮→多気(キハ25系2連ロング)】
ここでJR西日本からJR東海へ。まさかこの区間でもロングシート車が来るとは思わなかった。海から離れ次第に山へ、今度は深い緑が美しい。
【第4列車:多気→名古屋「快速みえ16号」(キハ75系2連転クロ)】
多気に到着すると直ぐに亀山行があるが見送り、伊勢鉄道でショートカットする快速を選んだ。伊勢鉄道分を払うことで1時間節約できる。さらに用心して指定席を購入、残り2席だった。実際には自由席でも着席は可能だったようなので、安心料と指定券のお土産と言うことで。対向列車待ちで少々遅れたこともあり豪快な走りっぷり、GPS計測したら最高で115km出ていた。
【第5列車:名古屋→豊橋「特別快速」(313系6連転クロ+2連ロング)】
幸い転換クロスシート車。西日が射すようになり殆どのシェードは閉じられたままだが、蒲郡あたりの海辺は涼やかに見えた。
【第6列車:豊橋→浜松(313系4連転クロ)】
これまたラッキーにも転換クロスシート車が来た。浜名湖付近では間近を新幹線がすっ飛んでゆく。インドのマルチ・スズキから派遣されているのか、スズキ工場に近い高塚から色の濃い人がどっと乗ってきた。秋に発売されるインド由来の「新型FRONX」関連の出張者なのかもしれないな。浜松で改札を出、駅ビル内の和食屋でうな玉丼の夕食休憩。
【第7列車:浜松→静岡(313系転クロ3連+3連ロング)】
313系8000番台キター!最近の静岡地区で最もサービスグレードの高い車両だと思っている。牧ヶ原の山越えは、さすがに真っ暗になって見えない。持参の本は読み終えてしまい、タブレットを眺めながら過ごす。
【第8列車:静岡→沼津「ホームライナー沼津8号」(373系3連回クロ)】
ホーム上の券売機でライナー券を買って待機するが、遅い時間のライナーのため車内はガラガラ。長い時間ではないが、特急車両で優雅なひととき。缶ビールを飲みたいところだが、駅で買うのを忘れた。
【第9列車:沼津→熱海(313系3連ロング×2)】
久しぶりのロングシート、意外と混んでいて辛うじて着席。三島でガラガラになると思ったが意外な数の乗客が熱海まで乗り通した。皆18きっぷ利用?
【第10列車:熱海→川崎(E231系10連+5連)】
熱海までは実家との往来で毎月乗車しており、ホーム感がある。この電車、終点の宇都宮まで乗ったら何時に着くんだろう?さすがにやらないが。けっきょく車内では缶ビールを飲み損ね、コンビニに寄って帰宅後に飲むことにした。
途中数分の遅れはあったものの帰宅は予定通り、さすが日本の鉄道は優秀。挫けて新幹線に逃げることなく普通列車で乗り通せた。静岡地区の車両交代が進み、全列車にトイレが着いていたのは安心できた。
幾つもの「初モノ」そして美術館に水族館、友人との飲み。動きっ放しだったがやり切った感のある関西旅行だった。青春18きっぷの通用期間はまだ一か月以上あり、もう1,2回は使ってどこかに出かけたい。(おわり)
和歌山 0604発
紀伊田辺 0748/0750
新宮 1029/1052
多気 1410/1435
(快速みえ16号)
名古屋 1603/1616
(特快)
豊橋 1709/1723
浜松 1758/1850
静岡 2002/2020
(ホームライナー沼津8号)
沼津 2101/2105
熱海 2123/2126
川崎 2249着
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