けっこう手こずった宮前区ウォーク、5回目にして最終回。「危険なほどの暑さ」と予報の今日も早朝から2コース、11km弱。サングラス、ヨシ!日焼け止め、ヨシ!スタンプラリー(別稿)のため登戸に寄り、ついでに朝食を済ませてからスタート地点へ。
【8.有馬北コース(地図)】約4.9km
スタートは東急線宮前平駅。前にも登った旧坂は旧大山街道なのか。小台公園を経て下り、また上り。大地のひだを縦断している感じ。宅地ばかりでなく公園や農地など、緑が比較的多いのは前回と同じ。多摩川梨の農園まであった(写真上)。梨ってみずみずしくて好きなんだけど、リンゴと違って皮ごと食べられないので面倒で滅多に買わない。
何度目か判らない下り坂から中有馬のユリノキ並木を通り、再びの上り坂は珍しく未舗装のあぜ道、そしてうっそうとした林の中の石段。上り切ったところが下有馬不動尊だった。周辺は相変わらずの宅地と農地、最後にひと登りして、草ぼうぼうが印象悪い宮前休日急患診療所前バス停にゴール。ミスコースもなく、ちょうど1時間で歩き終えた。さらに1km弱を歩き、バスで次のコースのゴール地点に向かった。
【9.たちばなの里・野川コース(地図)】約5.7km
本コースだけは、前コースとの繋ぎの関係でスタート/ゴールを入れ替えて歩くことにした。前コースから移動のバスを和田八幡宮下で下車し、水筒を忘れたため近くのコンビニのイートインコーナーでドリンク休憩15分。9時前にスタートしたが、もう暑い。今回も宅地と生産緑地のミックス、コースは「権六坂」の長い一本道や第三京浜沿いなど直線部分が多く、単調とみるか迷わずに済んで楽と思うか。後者だな。
影向寺(ようこうじ)は奈良時代、天平年間創建と伝えられ、その頃らしき瓦も出土しているとか。再建物ではあるが八角形の薬師堂(写真下)や塔の礎石らしき大石など、なかなか風情ある寺だった。山門に打たれた菊の御紋章も、聖武天皇の命で創建されたという史実に重みを増していた。そのまま細い坂道を下り、能満寺バス停にゴール。暑くなってペースダウンしたのと、ミスコースしたのとで1時間20分かかった。
これにて宮前区踏破。これまで歩いた中で最も緑が多かった。ただし必ずしも親しめる緑ばかりではないのは、手放しでは褒められない。そして暑い最中に思ったのは、木陰の重要性。特に強い日差しが上から照り付ける日中は、枝を張った樹の少なさが気になった。電線や車両への支障や秋の落ち葉など、問題があることは判っているが、それでも少しでも、歩道に木陰を作って欲しい。
川崎区→中原区→宮前区と歩いたので、次は麻生区か。地図を見る限り、ここも手ごわそう。ちょっと攻め方を考え、飽きがこないよう歩き続ける計画を練りたいと思う。
本日の歩行距離:約11.6km+0.9km
通算の歩行距離:約85.9km