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日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2023年7月21日 【ハイク】シリーズ川崎市を歩く・宮前区(その4)

2023-08-10 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 宮前区ウォークも4回目。今日も2コース、12㎞近くにチャレンジ。このエリアはアップダウンが多く、距離の割に足腰への負担が大きい。前回は日焼け止めとサングラスを忘れた。すっかり暑くなったので涼しいうちに歩こうと目覚ましを掛けて4時半起床、始発バスでスタート地点で向かうことにした。

【6.長尾・神木コース(地図)】約5.7km
 溝口駅南口からバスで(東高根)森林公園前で下車、6時過ぎに歩き出す。おっと、久しぶりなのでストレッチをしなくては。やってみると自分の身体の硬さ、特に股関節の可動域の狭さが気になる。
 公園内はうっそうたる森林、ところどころにやや大きな広場がある(写真上)。アップダウンもあり、木道が設けられていたりする。遊歩道が何本も設定されており、けっこう楽しめそうだ。だがノンビリ歩いていると直ぐに蚊がまとわりついてきたので、早足で通過。やはり緑の中の散歩は秋冬が良さそうだ。
 上り線大渋滞の東名高速を見ながら高根橋を渡ると、一転して住宅街。家さえなければ展望絶景であろう尾根道を長尾神社まで歩いて左折すると、一気に高度を下げる。しばらくバス通りを歩き、脇道に入って着いた党覚院は山門が素晴らしかった(写真下)。本堂も上がれ、般若心経の経本が置かれていたので久々にムニャムニャと詠んで退山。
 ところどころに生産緑地の残る住宅街を歩き、曲がり、上り、下り。1時間15分で神木(しぼく)バス停にゴール、バスで鷺沼駅に向かった。

【7.峯道・有馬南コース(地図)】約5.7km

 駅近くの牛丼屋で朝食のインターバル後、8時15分にスタート。サクラ並木は前にも歩いたぞと思ったがじきに新しい道へ。横浜市境でもある峯道(みねみち=尾根道の意)を歩き、高度を下げたと思ったら今度は有馬のトウカエデ並木。こちらのコースは全般に緑が濃い。灌木でなく木陰を作る樹木が多く、幸い雲が多いこともあって汗もじんわり掻く程度で済んでいる。周辺を「植木の里」と称しているのも道理。ただ、緑は多いが公園ではないため、親しむ場所はあまりないように見えた。
 朝食パワーか、後半は1時間でゴールの稲荷坂バス停着。武蔵小杉ゆきのバスに乗車した。

 なんだかんだと時間が掛かっている宮前区コースも、次でフィニッシュ予定。7月中には終わらせてしまいたい。

本日の歩行距離:約11.4km
通算の歩行距離:約73.4km

 

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【本】 マイヤー・フェルスター 著/丸山 匠訳  「アルト=ハイデルベルク」(岩波文庫)

2023-08-10 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 これまた古典である。そしてこれまた、ゼミの教授に勧められたが読んでいなかった書である。ああ不肖。初版は1901年と言うから120余年前、20世紀と言うか19世紀末のドイツ・ハイデルベルグを舞台に描かれた戯曲。

 城に閉じ込められ育てられてきた世間知らずの若君が、学生生活をすべく訪れたハイデルベルグでの、束の間の自由奔放な生活。宿屋で働く娘との束の間の恋と別れ。城に戻り、王となり、不本意な結婚を強いられた若君が今一度とハイデルベルクを訪れた時の変容と再会。

 本作もちょっと「ロミジュリ」的要素があるが、それよりも街や人々の気質の変容の方が重要だろう。残念ながらハッピーエンドでなく、美しい思い出を胸にこれからを生きてゆかねばならない悲哀すら感じさせる。八神純子の「思い出は美しすぎて」なんて思い出してみたり。しかし、思い出が美しいのは良いとして、現実の生活への展望が暗い終わり方と言うのはイヤだなあ。こういう悲劇的終焉が当時は流行ったのだろうか。

 この夏のドイツ旅行で、ハイデルベルグを訪れる予定。ネッカー川のほとりに立って、本作の時代に思いを馳せてみたい。

 2023年7月20日 自宅にて読了

 

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