ここ数年、集中豪雨による被害が発生することが増えているのは決して気のせいではないと思う。そういう懸念から選んだわけではないが、本書は気象台に働く人々が主人公の物語。ちょっとファンタジーと言うか異界テイストも入っている。
遺伝的に空気の流れ、雲の動きを追える能力を持つ主人公が、半ば強制的に自己の能力に目覚めさせられ、それで結果的には人々を大災害から救う。著者は気象マンではないが、気象ニュースなど現場に近い所にいたそうで詳しい。気象の世界の用語や考え方は判らないが、書評を読むに本職が読んでも大丈夫なレベルのようだ。もっとも昨今では、生半可な知識ではすぐ叩かれ世の中には通用しないのが普通だろうが。
飛行機を飛ばす課程において多少は気象を勉強したし、それ以外でも興味がないわけではない。雲の動きから大気の流れを読んだり、レーダーの原理を勉強したりすれば自ずから空に注意を払うようになる。本書のストーリーはフィクションだが、表現される気象状況は本物だ。読み終われば空を見上げたくなること間違いない。
2017年7月21日 通勤電車にて読了
遺伝的に空気の流れ、雲の動きを追える能力を持つ主人公が、半ば強制的に自己の能力に目覚めさせられ、それで結果的には人々を大災害から救う。著者は気象マンではないが、気象ニュースなど現場に近い所にいたそうで詳しい。気象の世界の用語や考え方は判らないが、書評を読むに本職が読んでも大丈夫なレベルのようだ。もっとも昨今では、生半可な知識ではすぐ叩かれ世の中には通用しないのが普通だろうが。
飛行機を飛ばす課程において多少は気象を勉強したし、それ以外でも興味がないわけではない。雲の動きから大気の流れを読んだり、レーダーの原理を勉強したりすれば自ずから空に注意を払うようになる。本書のストーリーはフィクションだが、表現される気象状況は本物だ。読み終われば空を見上げたくなること間違いない。
2017年7月21日 通勤電車にて読了