日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】斎藤美奈子著 「文庫解説ワンダーランド」(岩波新書)

2017-08-03 20:49:58 | 本・映画・展覧会
 文庫本の多くには巻末に著者以外が書く「解説」のページがある(なぜか新書には滅多にない)。この「解説」についての本書はめちゃくちゃ面白かった。

 まずは解説の「形態」について分類されている。文藝(文学)上の価値について記したもの、解説者の(どうでも良い)個人的な体験を絡めたもの、著者に「全面追従」なものなど。なるほど明快な分類だ。どこかに掲示しておけば、読む文庫ごとに「この解説は(b)タイプだな」と尤もらしく頷けるではないか(笑)。

 そして、同じ作品だが出版社ごと、或いは版による解説の違い。この部分は本当に労作と思える。(まぁ本書執筆のためにいちいち本文は読んでないかもしれないが)同じ作品を時には3つも4つも、その解説を取り上げ解説著者や時代背景などを考慮しながら比較検討そしてツッコミいれまくり。意義ありを唱える人は少ないだろう。

 もしこれまで文庫を読んでも解説を読むことがない人がいたら、まずは本書を読んで解説の面白さを知り、そして本当に解説を読んで本を丸ごと味わって欲しいものだ。

 2017年7月5日 通勤電車にて読了
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2017年7月14日~18日 【バイク】CB1300SF(SC54)で北海道弾丸ツーリング(4)

2017-08-03 06:35:31 | バイク・自転車
 7月17日、4日目の今日は早くもツーリングは現地最終日、今日は1日走って深夜にフェリーで帰京する…んだけど、今日も天気予報は思わしくなく、今は降っていなくても途中で降水エリアを突っ切らなければならない。

 8時過ぎに出発、さっそく給油。これで4色制覇したんだっけな?おめでとう♪さてそれでは今回の最終目的地に向かいましょうか。それにしても寒い!朝の気温は13度。それに海沿いだと強風が来る。そんな中たどり着きました、日本(と書くと北方領土問題があるので微妙だが)最北端の地!幸い9時前なので観光バスも一般客も少なかったが長居せず退散。

 宗谷丘陵を抜けたりシェルロード(帆立の貝殻を砕いて道路に撒いた、白い道)を走ったりするが工事中だったり迷い込んだり。そしてR238(オホーツクライン)を南下、猿払から通称「エサヌカ線」のバカみたいな直線道路の絶景を経由し再びR238、そして浜頓別からR275。音威子府でR40と重複し、美深から再びR275。朱鞠内湖の脇をかすめ幌加内に着いたところで蕎麦の昼食、このエリアは日本有数の産地であり、細めかつコシのしっかりした蕎麦を濃い口のかつお出汁なツユで頂くのが主流。ウマウマ。

 石狩沼田でR275からR233へ曲がり、道なりに道道79号~道道4号で芦別を目指す途中でいよいよ雲行きが怪しくなりレインウエア着用。芦別で最後の給油をし、R452で夕張まで山中ルートを行くが途中から雨脚が激しくなりスピードダウンを余儀なくさせられる。船は深夜出航なので焦る必要はない。時間があるので下道オンリーで苫小牧を目指すつもりだったが、あまりの雨に安全を優先し夕張ICから道東道~道央道~日高道と走り沼ノ端西ICまで走る。午後遅くは耐えた感が強かった。写真は元三井芦別鉄道のDD501、以前と比べ木が成長し後ろに連結されているセキ(石炭車)はほとんど見えなくなってしまった。

 苫小牧で最後にジンギスカンでも食べようとしたが祝日休業でお目当ての店にフラレ続け、けっきょく回転寿司となってしまい友人氏には申し訳なかった。ラーメンにすべきだったかな(笑)。いったん止んだ雨も乗船時には相当の降りとなり、せっかく脱いだウエアをまた着て乗船するや「大・物干し大会」を演じたのだった。

 本日の走行距離:約540km
 今回の累計走行距離:約1,760km

 船中泊
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