大阪ずこずこたべあるき

大阪の街バルとちょい飲み手帳。 たまにクーポンとお取り寄せのブログです。

ガシバルを終えて・・2014(天王寺うどん 東口店 @天王寺)☆閉店

2014年03月09日 | 天王寺区
ガシバル最後の店サッチモでトマトリゾットを食べ、店から出ても「まだ、なにか食べられる。」と思った。
しかし、堺東の店では、またこの夏ガシバルがあるかもしれないので、その時のために店を取っておきたく、この辺で食べるのはやめよう。と思った。帰りの電車の中で、安くて美味しい店を考えたらここにたどり着いた。

こちらの店には特別な思い入れがある。私が学校に行っていた頃よく利用していたからだ。
当時天王寺駅構内はまだ整備されてなく、1番ホームの片隅からうどんの屋台を入れて販売していたのだ。
和歌山方面からくる快速や今は無き新快速が止まる4番ホームの運転席前の小さな広場に屋台を止めうどんを売っていたのだ。乗客は駅に着くと屋台の横を通り過ぎて改札に行く。
屋台の火力は炭火。これを使って出汁を沸かしていたのだ。
炭火と言うと焼き鳥や焼肉など、焼き物に最適と思う人も多いだろうが、炭火の暖かさ。これが寒い冬だと特に感じる。それと炭の焼ける匂い。仄かにするこの匂いが、何時しかうどんを連想させるようになる。
屋台はおっちゃんとおばちゃんの2人組み。おっちゃんは、後ろでうどんを作る係。
おばちゃんは前で接客係り。客は前にいるおばちゃんに注文してお金を払う。
おばちゃんは、客の注文を後ろのおっちゃんに言い、客に袋に入った七味を挟んだ割り箸を渡す。この割り箸こそお金を払った証明。
客からの注文はおばちゃんは、オウム返しにおっちゃんに伝える。
客「キツネ」おばちゃん「きつねうどん」客「かけうどん」おばちゃん「かけうどん」
しかし、天ぷらそばだけは違った。客「天ぷらそば」おばちゃん「はい、てんそー」
これが子供心に粋に感じた。いつかは、僕も天ぷらそばを注文しようと思っていたが、いつも大好きな天ぷらうどんばかりで、天ぷらそばを注文することはなかった。
今は、駅構内が整備され立派な店舗となっている。

入口に券売機があり、いつもの天ぷらうどん。360円になっている。

天ぷらが立派になっている。食べてみると、うどんも出汁も昔のまま。美味しい。
昔の天ぷらは、もっと衣が平たく伸ばされていた。そのチープさが良かった。
駅の立ち食いうどんは、ここが最高に旨い。今でもそう思ってる。

僕の食の原点がここにある。

天王寺うどん 東口店うどん / 天王寺駅大阪阿部野橋駅天王寺駅前駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5



大阪府大阪市天王寺区悲田院町10-45 JR天王寺駅構内
06-6771-1708


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