プーチンはウクライナ侵攻を甘く計算していたんだろう。
ここに来て、ウクライナの反撃はプーチンの思惑とは違っている様相である。
EU、NATOを始め、アメリカや日本、カナダやオーストラリアなども積極的に経済制裁を課し、さらには軍備や生活必要品なども支援している事は、このロシアが仕掛けた蛮行戦争に対して、相応の効果を上げているように見える。
ロシアは今は民間人や原発、主要なライフライン、学校や図書館、博物館や歴史的な遺産すら区別なく攻撃している現状は、もはや言い訳出来ない戦争犯罪そのものだろう。
プーチンはもはや世界の全ての人々を敵に回していると言えるだろう。 中国も恐らくはロシアへの支援は控えるしかあるまい。
ロシアへの批判こそしない、さらにはロシアを擁護するような発言を繰り返しているが、このままロシア寄りの姿勢を続けると、中国人への批判も高まり、さらには中国との交流なども停止する事も想定される。
ましてや、支援などした時には、中国も制裁対象として世界からの経済などの制裁処置は免れないだろう。
中国は自国の利益優先主義なので、ここでロシアに肩を持つような事があるなら、自国に取っても大きな損失を受ける事は目に見えているので、恐らくはロシアへの支援などと言うことは考えていないだろう。
この戦争は100%ロシア側に非があることは、世界の自由国家の人々なら当然理解できる出来事だ。 中国や北朝鮮やベラルーシ、その他のロシアに友好的な或いは、ロシアと同様に独裁国家などは、正義や真実などと言うような人間の尊厳や人間の本質を無視、さらには虐待するような国家は、すでに世界と協調するような国家ではない。
自国優先主義はある意味では国家存続の政策としてはあるだろう。 しかし、この自国優先主義が他国の主権や領土、歴史、民主的な生活を脅かすような物であったとしたら、それはもはや人間として、この世界で生きることに値しない民族と化す。
少なくとも、正義はどこまでも正義だし、真実はどこまで行っても真実なのである。 どんなに装飾しても、どんなに隠蔽しても、どれほど捻じ曲げようと、いずれは必ず暴露されるし、何れは必ず、正義や真実は姿を現すのである。 ロシアのこうした蛮行、卑劣な人殺しは今後必ず明るみに出るだろうし、ロシア軍はこの戦争を始めた事を生涯後悔する時が来る。
今、ロシア軍は直ちに撤去することを選択する時だ。 ロシアへの義勇兵なども即座に撤回して、正義を直視して、逆にロシアに対して対抗するぐらいの意思が欲しいものだ。
ロシア人はもっと自国の未来を見るべきで、この先のロシアの未来を想像すれば、今の戦争が未来のロシアにとって、地獄、悪夢以外の何物でもない事に繋がっている事を理解するべきだろう。
プーチンは国民にこうした事を知られる事を完全に恐れているので、絶対にこうした情報を国民に流れないような対応を忘れない。
しかし、ロシアの国民はもっと本当の真実を知ると言うような姿勢を持って欲しいものである。 仮に、そうした事を知らされていなかったと言うような言い訳は聞き入れられない物になるだろう。
未来のロシア国民はこの世界から完全に隔離されて、北朝鮮のように、孤独で貧困に喘ぐ日々が待ち構えているだろう。
ウクライナへの支援が続いていて、もっと多くのウクライナの国民の命が避難することが出来るように祈る事しかできないが、実際に難民として日本に来た時には、しっかりと支援したいと思う。
ロシアは自国の正当性を表現した動画やニュースやメディアを通して、子供達にもロシアは正義であるとの捏造を繰り返している。
本当にロシアの国民はこれを信用するのだろうか?
SNSやYouTube動画がまともに見る事が出来なくなった意味を理解しているだろうか? さらには、銀行や企業間の取引が出来なくなった意味、スーパーの店頭から商品が無くなって行く様子の意味。
いろんな物の価格が高騰していく意味は何故なんだろうと言う疑問を持たないのだろうか? 世界の経済状況とロシアの経済的な状況との差はなんだろうと言う意味すら考えないのだろうか?
今回、ロシアの報道番組で、キャスター、オブシャンニコルさんが生放送中にロシアに対する戦争反対、ロシアがウクライナへの略奪行為に対する反対プラカードを掲げて抗議した。 当然だけど、拘束されて、14時間の取り調べを受け、罰金刑も受けている。 さらには今後の彼女の立場を考慮すると、早急にロシアからNATOなどの民主国家圏へ亡命する支援も必要だろう。
このロシアの国営放送に生放送で彼女の行為を数秒間でも流していた事を意味している物はなんだろうか? 本来なら、数秒でも放送を切り替えて、プラカードを見せないような対応を考えられるが、ある程度の時間、彼女の行動をそのまま放送していることを考えると、国営放送の責任者が真実を流すことに一定の理解もしているとも考えられる。
ならば、こうした報道関連の関係者なら、国外の報道を受け取れる事も考えられることから、事実を見ていることも想定される。
しかし、ロシアの子供達は自分達で事実を判断する手段も少ないし、自国を信用するのも無理も無いだろう。
自国の国家が捏造した動画を作成しているとも思って居ないだろうし、自国の政策などを信じようとする姿勢は理解できる。
こうして、北朝鮮もそうだけど、教育と言うものがいかに大切なのかを理解する必要がある。 常に真実を伝える事がいかに人間を人間として誠実に育てる事が必要なのかを実感する。