エレアコと言うと、所謂アコギにピックアップが搭載されているか、後付けでピックアップを取り付けているギターを想像する事が多いだろう。
それと、エレアコで著名なナイロン弦のCórdobaGKstudio、proのギターを想像することがある。
いろいろとエレアコに関しての意見を見ていると、アコギを始める時には、最初はエレアコではなく、生音のアコギを推奨するような意見も多く見ることが出来る。 それは何故なんだろうと? 今回、エレアコCórdobaGKstudioLimited)を購入して弾いている私も、実はこれまでクラシックギターを弾いていたし、フォークギターも弾いていた経験もあるけど、私の意見としては、最初からエレアコでも良いだろうと思うのである。 もちろん、アンプを通さなくても、ある程度の生音が出るギターなら、最初からアンプに通さずに練習出来るし、仮に最初からアンプに通して、いろんな音を試すのも楽しい。
最も、アンプに通すと、かなりのボリュームの音になるので、近隣への騒音にならないように注意することは言うまでも無いだろう。
今回、購入したGKstudioLimitedはネック幅も50mmと通常のクラシックギターに比較すると狭く、弦高も低く設定されていて、ネックの太さも細身なので、とても弾きやすいギターである。 私がメインとして弾いているCórdoba45limitedのクラシックギターはネック幅も52㎜、スケールも650㎜と通常のクラシックギターとの差はほとんどない。 それでも、ネックは若干細め、ボディーの厚みも通常のクラシックギターと比較すると10㎜程度薄いかも知れない。 これと比較すると、GKstudioLimitedはかなり細く感じるし、ボディーの厚みもさらに10mm程度薄いので、音の広がりは確かに劣る。 音質もクラシックギターの奥深さを感じこともないかも知れない。
ただ、このギターは流石にCórdobaらしい質の良さを感じる。
作りに関しては何も文句のつけようがない程、丁寧で綺麗に出来ている。
中国産であることもしっかりとラベルに取りつけられていて、中国産を隠すような姑息な事もない。 中には中国産であることを隠して、スペインや国産であるかのようなラベルも見受けられるので、その点もCórdobaは何処で生産されているのかなんてことは関係なく、そのギターに自信を持ってユーザーに届けている姿勢を感じる。
実際に、実売価格が10万円を切っているこのギターは相当にコストパフォーマンスの点では他を圧倒する出来の良さを感じる。
生音もそうだけど、ヒィッシュマンピックアップも搭載されていて、(このピックアップはそれほど高くはないけど、実売でも1600円程度だろう)この価格なら文句はない。
ギグバックも付属していて、このギグバックはかなり作りも良い。 もう少し硬めのバックなら尚良かったけど、このギグバックはネットでは実売価格がなんと35000円程度であるのだ。 Córdobaのロゴが入っている事もあるのか、ギグバックとしては破格の値段で販売されているのはちょっと驚きだ。
で、そうした事を考慮しても、このギターは絶対にお買い得であることは間違いない。
何よりも、サイド、バックのジリコテの木目がとても綺麗で、トップのスプルースもナチュラルな色がとても良く合っている。
ゴルペ板もついているので、ピックでかき鳴らすような弾き方でも、傷などを気にすることもなく、思いっきり弾くことも出来そうだ。
逆にこのギターをメインにしたぐらいの弾きやすさである。 私はクラシックを主に弾いているけど、今年からソロギターでポピュラー曲も平行して練習しているので、このギターはとても重宝するし、どうしても欲しかったギターだった。 このギターの前には国産手工ギターを購入したのだけど、私には合わないので、4か月弱で売却してしまった。
これで、通常弾くギターが2本となった訳で、これからはこの2本のギターを弾き熟すまで練習有るのみである。
ギターの上達には秘訣なんて物は存在しない。 ともかく、弾くことが全てで、どんなに難しいと感じる曲でも、何度も練習することで必ず弾けるようになる。 基礎練習も大切な要素だけど、1曲を丁寧に何度も練習して、弾ける曲を増やして行く事もギターの上達には大切な要素だ。
1曲の中には様々な運指があり、移動するスピードも要求されるし、フレット間を押える事も上達できるし、セーハや曲のリズムなどを身に着ける事も出来る。 次々に曲をマスターすることで、自然に指が動くようになるし、リズム感も増す。 音符を丁寧に弾くことも大切だけど、音楽は最後には弾く人の感性によるものなので、音符の正確な長さなんて物はあまり気にすることもない。ただ、基本的なリズムを刻む練習も必要かもしれないけど、それはもっと上達してから修正することも出来るので、最初は兎も角、ある程度のリズムで弾くことが出来れば十分だろう。
1人で弾くなら特に気にすることもない。 セッションしたり、多くの人と一緒に演奏する時には大切な事だろうけど、1人で楽しむなら、自分のリズムで弾けばいいだろう。
今日は午後から仕事なので、午前中に少し買いものに行きたいので、ギターの練習は1時間程度だろう。
それと、今は譜面スタンドに譜面を乗せて、椅子、足台などで弾いているけど、3冊程度の譜面(教本など)を横にある机に乗せている状態だ。
さらに今回、アップも購入したので、その場所やギタースタンドなどもあり、意外と場所を取るし、本などを交換する時にはちょっと面倒なこともある。
そこで、専用の机を制作しようと思って居る。 譜面を乗せるスタンドも机に乗せるタイプにして、本などを入れるスペースやアンプを乗せるスペースを作って、手の届く場所にアンプを設置して、音質を調整することが出来るようにしたり、開いている本をすぐに交換することが出来るようにしたり、スマホを置く場所も設置することにしようと思う。
狭い場所に効率的にギターを弾くための必要な机を作りたいと思って居る。
採寸して、ギターを弾くことが楽に出来るように、しっかりと設計して作ろう。 今日はその採寸をして、机の設計をしたいと思って居る。