むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

高 石峯先生の篆刻芸術について (天)

2013-06-17 | 書道

私がお稽古場にお伺いするのは土曜日の午前中です。

比較的空いている?(ほぼ順番?)だからです。

とは言っても、月に1回ペースです。

中田仙鶴さんは入門以来欠席したことが無い!と言っておられました。

凄い!の一言です。

さて、今日は硬いタイトルになっちゃいました。

「高 石峯先生の篆刻芸術について」(天)です。

 

 

韓国人の篆刻家

若くして比田井天来に、その才能を見出された高石峯。
比田井天来は還暦以後の作には、専ら高石峯の印だけを使用することを言明し、実行した。と残されています。

 

書道芸術社ss.jpg

↑ の写真は天来書院の「知らざれる比田井天来」より引用させていただいております。

お許しを。

 

 

 

吉野大巨先生が秘蔵している、高石峯先生の雅印です。

篆刻に興味を持つ私にいただきました。

 

 

そして、一枚のコピーも・・・。

「高 石峯先生の篆刻芸術について」と題し、桑原翆邦先生が書かれているものです。

高石峯先生との初対面は、私の上京の年、昭和7年の秋頃ではなかったかと思う。

天来先生の代々木の書学院の客室で、偶然に同席したのがご縁の始まりだった。

その席で天来先生は石峯先生の印影の中の一つ・・・文末で「人生一楽」だったと思う・・・

を見て感嘆され、それが機縁で先生にその後しばらく、書学院で起臥されることになった。・・・


 

 

大巨先生も改めて、印影集をご覧になっています。

 

 

そして、秘蔵の雅印をお出しになりました。

石が赤いのは印でいが付いて汚れた訳ではありません。

確かぁ・・・「鳥血石」とか?

お持ちになっているもので一番高価だとか?

これが土曜日午前中のお稽古場です。

 

篆刻を含めて、全くの初心者ですので無知を失礼いたします。

 

萬 鶴