脳神経外科の最大の学会、日本脳神経外科学会に出席しました。
場所は岩手県の盛岡市。
名古屋から新幹線で5時間近くかかります!(;;)
しかし今回はこの総会で、シンポジウムでの発表の機会を得たので、かなり張り切っていってきました。総会でのシンポジウムは名誉なことなのです。
自分の発表は「頸動脈狭窄症に手術と血管内治療をうまく使い分ける」という趣旨で、「CAS with CEA –プラーク診断による治療法選択について」という題名です。
頸動脈が細いと脳梗塞の原因になるので、この細い部分を手術できれいにしてしまう「頸動脈内膜はくり術:CEA」が行われてきました。しかし種々の事情でこの手術は日本ではそれほど普及せず、風船とステントで広げる「頸動脈ステント留置術:CAS」が増加してきています。このステント留置術は「切らない治療」なので、効果が同じであれば手術よりも優れているのですが、まだ手術の成績には若干及びません。このためその治療成績を改善する工夫が必要です。私たちは頸動脈の動脈硬化部(プラーク)そのものを種々の検査で調べ、ステント留置に向いていない症例に手術(CEA)を行い、他はステント留置術(CAS)を行うことで非常に良好な成績を上げています。
会場からもこの治療選択に同意するコメントが多く寄せられ、「ますますがんばらなければ!」と思いを強くしました。
さてここ盛岡は、市町村合併で人口30万人以上になったとのことで、結構都会です。
しかし町の中を美しい北上川が流れていますし、なんとその川をサケが登ってくるというではありませんか!
こんな県庁所在地の川にサケが登ってくるなんて!
感動しました。
もう一つの感動は、食べ物のうまさ。わんこそばが有名ですが、今回は「盛岡冷麺」と「じゃじゃ麺」にトライしました。
とくに私は冷麺が気に入りました。お店は「肉の米内」という焼肉屋で、麺がうまい!。半透明でコシのある麺に、キムチの辛めのスープ、絶妙です。さらに最後にスイカの甘さがたまりません。
盛岡に行かれたらぜひ食べてみてください。
じゃじゃ麺は、自分がこれまで食べたものとは違っていました。みそが少なめで酢とラー油とにんにくを自分で追加し味付けします。最後に生卵を食べ終わった皿に入れると、ネギとお湯を注いでくれ、これにみそ、塩、コショウで味付けしてスープを頂く。これもうまい。これまでのじゃじゃ麺とは一風変わったものでした。
しかし岩手はおいしいものがいっぱいでとてもいいところでした。遠くても、それぞれの土地を訪れるこの学会スタイルもやはり悪くありませんねー。
場所は岩手県の盛岡市。
名古屋から新幹線で5時間近くかかります!(;;)
しかし今回はこの総会で、シンポジウムでの発表の機会を得たので、かなり張り切っていってきました。総会でのシンポジウムは名誉なことなのです。
自分の発表は「頸動脈狭窄症に手術と血管内治療をうまく使い分ける」という趣旨で、「CAS with CEA –プラーク診断による治療法選択について」という題名です。
頸動脈が細いと脳梗塞の原因になるので、この細い部分を手術できれいにしてしまう「頸動脈内膜はくり術:CEA」が行われてきました。しかし種々の事情でこの手術は日本ではそれほど普及せず、風船とステントで広げる「頸動脈ステント留置術:CAS」が増加してきています。このステント留置術は「切らない治療」なので、効果が同じであれば手術よりも優れているのですが、まだ手術の成績には若干及びません。このためその治療成績を改善する工夫が必要です。私たちは頸動脈の動脈硬化部(プラーク)そのものを種々の検査で調べ、ステント留置に向いていない症例に手術(CEA)を行い、他はステント留置術(CAS)を行うことで非常に良好な成績を上げています。
会場からもこの治療選択に同意するコメントが多く寄せられ、「ますますがんばらなければ!」と思いを強くしました。
さてここ盛岡は、市町村合併で人口30万人以上になったとのことで、結構都会です。
しかし町の中を美しい北上川が流れていますし、なんとその川をサケが登ってくるというではありませんか!
こんな県庁所在地の川にサケが登ってくるなんて!
感動しました。
もう一つの感動は、食べ物のうまさ。わんこそばが有名ですが、今回は「盛岡冷麺」と「じゃじゃ麺」にトライしました。
とくに私は冷麺が気に入りました。お店は「肉の米内」という焼肉屋で、麺がうまい!。半透明でコシのある麺に、キムチの辛めのスープ、絶妙です。さらに最後にスイカの甘さがたまりません。
盛岡に行かれたらぜひ食べてみてください。
じゃじゃ麺は、自分がこれまで食べたものとは違っていました。みそが少なめで酢とラー油とにんにくを自分で追加し味付けします。最後に生卵を食べ終わった皿に入れると、ネギとお湯を注いでくれ、これにみそ、塩、コショウで味付けしてスープを頂く。これもうまい。これまでのじゃじゃ麺とは一風変わったものでした。
しかし岩手はおいしいものがいっぱいでとてもいいところでした。遠くても、それぞれの土地を訪れるこの学会スタイルもやはり悪くありませんねー。