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脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
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福岡大学筑紫病院

2016年11月17日 | 血管内手術
学会を来週に控えていますが、昨日は福岡大学筑紫病院でかつての師匠、風川清先生とともにフローダイバーター留置術を行いました。
20年ぶりに風川先生と共に治療をさせて頂き感無量です。
来週の学会初日(24日)もこの治療を大きく取り上げます。
ご期待下さい!
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ステントとは? その2

2008年05月18日 | 血管内手術
前に「ステントとは?」で、ステントの原理を紹介しましたね。
「留置したステントが再度縮んでしまうことはないのか」とコメントを頂きました。
上の図に示すように、バルーンだけで動脈硬化による狭窄を拡張すると直後にelastic recoilという現象(血管の弾力でもとにもどろうとすること)がおきて広げたバルーンよりも狭い状態になってしまいます。
また一旦は広がっても2-3ヶ月経過すると、再狭窄が起きてしまいます。

ステントはこれを防止することが出来ます。
ステントはバルーンで広げた形でそのまま残りますので、elastic recoilが少なくなり、結果として再狭窄が少なくなるのです。
最近ではさらに再狭窄を減らすために薬剤をコーティングしたステントもあります。
これについてはいずれまた詳しく解説しますね!

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