命の恩人

台風が去って寒い朝です。
こちらもとても寒い話です。
昨日、マギーは危うく死ぬ所でした。
自分でも記憶にない遠い世界にいたんです。
仕事でどうしても手が離せない檜の代わりに、
柏木が昏睡状態のマギーに就いてくれていました。
最後の言葉の為に、ICレコーダーを檜から渡されて。
そんな緊迫の中に麒麟草から電話。
檜はゆっくり現実へ連れ戻されたのでした。
そう、檜はうたた寝してしまっていたの。
１８時からの仕事の前に。
麒麟草はマギーの命の恩人です。
それにしても、檜の夢でマギーはこれまでに何度殺されたやら！？
檜の家族も！？
「あんたは長生きするで」
一日のノルマ達成後の一杯の折に、
檜はかなりご機嫌でこの夢の話をしてくれました。