緑の館のマギー

嬉しい事も悲しい事も、
緑の館の落ちこぼれ妖精、
マギーのきらきら愛千パーセントの日々を綴ります。

あなた次第だから、まずは動いて

2017-09-09 19:49:54 | 日記
映画「星砂物語」の原作を点字で探してたら、
兵庫にいた若い頃利用してた小さな点字図書館にあった。
点訳者名を見て、感動が二倍になった。
この方、まだご健在でボランティア活動を続けていらっしゃるんですね。

この方の点訳した一冊のお陰で、マギーは将来の方向を決めた。
それに向かって勉強したものの、資格を取る所までは行けなかったけどね。
たとえ合格していたとしても、事前に渡される膨大な活字資料を処理する事は、
今みたいに独力でPCで全盲でも読み書きできる時代じゃなかったし、
その為に他人の手を煩わせるマギーを使ってくれる所なんてなかったでしょう。
資格に無関係で、そう、所謂闇仕事はさせて貰ってたけどね(笑み)。

先ほどの方が点訳されて、マギーの心が激しく動いたのは「戦犯」でした。
戦争犯罪者を巣鴨刑務所に訪ねて、話を聴いたルポでした。
借りたい本を選んでた時に、母が一緒に読みたいと言ったんです。
本が届いて、夜に家事を終えた母に読んであげていました。
マギーの小さい頃と逆になったね、と母は笑って聴いてくれました。
その中に、通訳者の誤訳で犯罪者になった人の話が載っていました。
さぞ無念だったろうねって母と怒り、マギーはその道を目指したんです。

さっきも書いたように資格は取れなかったけど、学校は楽しかった。
初めて真剣に国際政治についても心を寄せた。
今の日常生活には殆ど役に立ってはいないけど、少しは政治の話にもついて行ける。
マギーより大人ばかりのクラスメートだったけど、優しくして貰えた方だと思う。
ニューズウィークの英語版を毎回読んでくれたカナダ人の牧師婦人にも助けられた。
何より、あの時代で全盲を入学させてくれた学校にも感謝している。

もし障害故に夢が閉ざされてるとあなたが落胆してたら、諦めないで欲しい。
マギーの若い時代より社会はうんと障害者に好意的になってますよ。