オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

ハズレが、当たり

2009年04月30日 00時18分29秒 | オンマの話
またまた、この時期がやってきた。

年に一度のPTA総会&学級委員選出



授業参観が終わると、保護者の数はグッと減る。
その少ない人数での学級懇談会。
そして、講堂に移ってからの総会は、そこから更に減る。

総会は、配られた資料を棒読みしているだけ。
その後、形式だけのPTA本部役員の選出。



こんな退屈なもん、本当は私だって帰りたい。
なのに、何であくびをかみ殺して座っているのか。


この次の学級委員選出の為なのだ。


学生時代は、結構役員に選ばれ、また、やるのは嫌いじゃなかった
今も、やろうと思えばできないこともない。





専業主婦ならね。




学校行事だと言うのに顔をしかめ、しぶしぶ半休しかくれなかったし。

授業参観やって言ってるのに、電話ジャンジャンかけてくるし。


この上、役員で学校に行く機会が増えると、彼女はますますご機嫌が悪くなるだろう




うちの学校の場合、学級委員は、1クラス3人選出される。
立候補する人も結構いるので、3人立候補者がいればすんなり帰れる。
出なければ、くじ引きが始まる。


このくじ引きに参加する為に、わざわざ残っていたのだ

参加しない人は、委任状を提出しており、本部役員が代わりにくじをひく。

自分でくじをひいて当たってしまったならば諦めもつくが、代理でひかれて役員になるのは嫌だ

だから、どんなことがあっても、結果をちゃんと見届ける為に残っているのだ。

息子のクラスは、立候補者が1人出ていた

普段は挨拶しかしない程度のお母様達も、この日ばかりは異様な連帯感が生まれる。

「早よ、立候補しぃな」
「あんたこそ」
「けろろさん、手挙げてるの?立候補ですか?」
「ちがいまーす!」


とうとうくじびきが始まってしまった
出席番号順にくじをひく。
私は後半の方。
隣のお母さんと話しながらも、息をのんで待つ。
去年も、このお母さんと同じような会話をしたなぁ。

「当たってしまったらするけど、できれば、当たりたくないよね」
「まぁな。絶対せなあかんもんやったらするけど、1回もせえへんまま卒業する人だっておるねんもんなぁ」


歓声があがった。
「誰?Iさん?!」
「よっしゃぁ!!」
あと一人

そのあと一人がひかれないまま、とうとう私の前に来てしまった
「はい、けろろさん。引いて下さいね」
みんなの期待のこもった視線が痛い
当たりませんように…!!



くじは…ハズレ(当たり?)
「やったぁっっ!!」

結局、最後に役員が代理でひいたくじが当たりくじ、欠席していたYさんが役員となり、息子のクラスは終了


そして、その足で娘のクラスのくじびきに合流

娘のクラスは、二人立候補していたので、残る一人をくじびきで決める。
楽勝ちゃう?

…ところが、1列目、2列目、3列目…

え、マジ?

私の前の列まで来た

ひけひけひけひけひけひけ

念力が通じたのか、前の列の真ん中の人、見事命中

「なんだか、申し訳ないけど…よかったね」

さすが、まだ2年生。
お母様達も遠慮気味です


毎年、とっても憂鬱でイヤな日。

だけど、ちょっと、楽しい日。




まぁ、当たってないから言えるんですがね