博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

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2008年05月29日 | 宇宙開発・天文
(昨日の続き) 
 1969年11月19日、アポロ12号が2回目の月の嵐の大洋への着陸に成功しました。
 着陸地点の近くには2年前の1967年に無人月面軟着陸を成功させていたアメリカの無人月着陸探査機サーベイヤー3号が存在していました。アポロ12号のミッションにはサーベイーヤー3号の部品を地球に持ち帰ることが含まれていました。2年間月面の環境に曝された機械部品にどのような変化が起こるかを調べるためです。写真はサーベイヤー3号の部品を取り外そうとしているコンラッド船長です(写真はNASAのサイトから引用させていただきました)。余談ですがサーベイヤー3号の部品には地球のバクテリアが付着していて、しかも生きていたそうです。何と2年間も過酷な月面の環境を行きぬいたわけです。
 このように後からやってくる誰かに、着陸の跡を確かめられる可能性がありました。1969年の段階ではソ連が有人月着陸をあきらめていたかどうかアメリカ側には不明でしたし、ルナ16号のような無人着陸機をアポロの着陸跡に着陸させられる可能性も絶無ではありませんでした。今回の日本の「かぐや」による撮影もその一例ですね。したがってアポロ月着陸捏造の陰謀を暴かれないためには、実際に着陸船も月面に降ろしておく必要があります。またアポロの飛行士が月面にセットしたレーザー反射鏡や地震計なども、公表された通りに(何と言ってもテレビで中継されて世界中が見ていたわけですから)セットしておかなければなりません。これらの作業を無人で行うとすれば、アシモのような人間型ロボットが着陸船の梯子を降りて、月面にセットする作業をするとでも考えなければ難しいでしょう。そして当時はそういうものは無かったわけです。

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