博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

ここまで来れば

2008年05月28日 | 宇宙開発・天文
 私はアポロ11号が1969年7月にケープケネディ宇宙センターから打ち上げられる光景を一目見ようと集まった数十万人の見物人の大集団を写した絵葉書を持っていました。アポロ計画最後の17号打ち上げの時は50万人も集まったのだそうです。
 全長110.6m、直径:10.1m、燃料を満載した重量2,941tのサターンⅤロケットの打ち上げは壮観でした。50万人もの人々が肉眼で見ている目の前でアポロは打ち上げられたわけですから、打ち上げたという事実にごまかしは無いでしょう。打ち上げられた以上はジョドレルバンク電波天文台やライバルであるソ連の追跡ステーションの追跡を受けることになります。ドップラー効果などを使ってアポロが地球からどれくらい離れたか、どこらへんにいるのか第三者に分かってしまいます。
 ということは、ロケットは打ち上げられ、それは月に向かい、月で着陸船を切り離してアポロ司令船だけが最終的に地球に戻ってくるという所までは事実だということは捏造を信じている人も認めるでしょう。アメリカの陰謀なるものが、もしも事実なら着陸船で月に着陸したという部分だけが捏造ということになりますね。つまりアポロに飛行士が乗って月まで行ったことは本当。ただ着陸はしないで周回しただけで帰ってきたというシナリオですね。
 しかし費用的にはそれだけで総予算の99%は使ってしまうことになります。サターンⅤの総重量の2,941tの93%は実は燃料なのです。そしてほとんどの燃料はアポロを地球の衛星軌道に乗せるのに使われてしまうのです。誰の言葉だったか思い出せないのですが、「衛星軌道に辿りついたら、そこから先どこへ行くにも(火星であれ、月であれ)旅行の8割は終わり」という言葉があります(宇宙開発のボトルネックは正にこの点で、衛星軌道に設備や機体を打ち上げるコストが膨大にかかりすぎるということです)。実際の予算のほとんどを使って行われるインチキなんてありうるでしょうか?
※サターンV打ち上げの写真はNASAのサイトから引用させていただきました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。