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医療保険制度の現状

2016-05-11 05:00:01 | 白書対策
今回の白書対策は、「医療保険制度の現状」に関する記述です(平成27年版
厚生労働白書P408~409)。


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我が国は国民皆保険のもと、世界トップレベルの平均寿命の高さ、乳幼児死亡率の
低さを達成し、国民の健康を維持してきたが、今後も国民皆保険を堅持し、国民が
安心して必要な医療を受けられるようにしていくことが医療政策上の重要なテーマ
である。
加えて、近年、少子高齢化の急速な進展等により、地域包括ケアシステムの必要性
が高まり、医療の在り方そのものも変化が求められている。

こうしたことを踏まえ、2014(平成26)年6月に医療介護総合確保推進法が成立し、
都道府県を地域医療構想の策定主体と位置付けた上で、病床機能の分化・連携、在宅
医療の充実等、医療提供体制の改革を進めているところである。医療保険制度において
も、医療提供体制の改革における都道府県の役割強化と方向を同じくし、あわせて、
国保が抱える財政上の構造問題により的確に対応できるよう、国保の財政支援を拡充
した上で都道府県を国保の財政運営の責任主体と定めるとするほか、被用者保険者間
の支え合いを強化するなど、医療保険の財政面での諸課題への取組みを進めるため、
本通常国会に持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正
する法律案(以下「国保法等一部改正法案」という。)を提出、5月に成立、公布された。


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昨年の5月に、「国保法等一部改正法案」が成立し、公布されました。

この改正には、平成28年度試験向けの改正が多く含まれています。
ただ、「都道府県を国保の財政運営の責任主体と定める」ということなどに
関しては、平成30年4月1日からの施行となっているので、平成28年度試験
の対象ではありません。

つまり、この点について、白書の内容を引用した出題であれば、間違いでは
ありませんが、法令としての出題であれば、間違った内容となります。

この点は、注意しておきましょう。

それと、白書の記述のうち最初の部分、このような記述は、選択式で出題
されやすい箇所です。

少し内容は違いますが、

【17-社一-選択】

我が国の医療制度は、すべての国民が国民健康保険などの公的医療保険制度
に加入して、いつでも必要な医療を受けることができる( A )制度を採用
している。こうした仕組みは、経済成長に伴う生活環境や栄養水準の向上など
とも相まって、世界最高水準の( B )や高い保健医療水準を実現する上で
大きく貢献してきた。

という出題があります。
答えは、「国民皆保険」と「平均寿命」です。

ということで、このような言葉はキーワードとして、しっかりと確認をして
おきましょう。


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健保法21-9-D

2016-05-11 05:00:00 | 今日の過去問
今日の過去問は「健保法21-9-D」です。


【 問 題 】

訪問看護療養費が支給される訪問看護事業の対象者は、病状が
安定し、又はそれに準ずる状態にあり、かつ、居宅において
看護師等が行う療養上の世話及び必要な診療の補助を要すると
主治の医師が認めた者に限られる。


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【 解 説 】

訪問看護療養費に係る訪問看護事業の対象者は、疾病又は負傷に
より、居宅において継続して療養を受ける状態にある者であって、
「主治の医師がその治療の必要の程度につき厚生労働省令で定める
基準に適合していると認めた者」とされており、この「厚生労働
省令で定める基準」は、設問のとおりとされています。


 正しい。 
 

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