記念日
▲世界トイレの日(World Toilet Day)
国連は2013年7月24日、毎年11月19日を「世界トイレの日」に制定した。これは、途上
国で深刻な衛生問題問題への取組を強化するために制定されたもので、トイレの普及促進
をグローバルに展開しているNPO「世界トイレ機関(WTO:World Toilet Organization、
代表:Jack Sim、シンガポール)の活動を後押しするために、同団体の設立日(2001年
11月19日)を「「世界トイレの日」としている。
●鉄道電化の日
鉄道電化協会が1964年に制定。
1956年のこの日、米原~京都が電化され、東海道本線全線の電化が完成した。
●農協記念日
全国農業協同組合中央会(JA全中)が制定。
1947年のこの日「農業協同組合法」が公布された。
●緑のおばさんの日
1959年のこの日、通学する児童を交通事故から守るための学童擁護員(緑のおばさん)
の制度がスタートした。
●いい息の日
息をきれいにする成分を配合したガムを噛むことできれいな息を吐くエチケットの向上と、人
気のガム「XYLISH」(キシリッシュ)を製造販売する明治製菓株式会社が制定。日付は11
と19で「いい息」と読む語呂合わせから。
※一茶忌
俳諧師・小林一茶[こばやしいっさ]の1827年の忌日。
「大根「だいこ」引き大根で道を教へけり」
「やせ蛙まけるな一茶これにあり」
「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」
※勇忌、かにかくに忌
歌人・劇作家・小説家の吉井勇[よしいいさむ]の1960年の忌日。
「かにかくに祇園は恋し寝るときも枕の下を水は流るる」の歌から「かにかくに忌」とも呼ばれ
る。
●ハイビジョン・ウィーク(11月19日~11月25日)
「ハイビジョンの日」までの1週間。
アルストロメリア(ユリズイセン(百合水仙) lily of the Incas
【花言葉】「未来への憧れ」「エキゾチック」「機敏」「持続」「援助」「幸福な日々」
【概要】
アルストロメリア属(ユリズイセン属、Alstroemeria spp.)はアルストロメリア科(ヒガンバ
ナ科)の属の1つ。原産地はチリ、ブラジル、ペルーなどの南アメリカ大陸である。原種は60
種くらいあり、さまざまな地形に生える。オランダで品種改良が行われ、大量栽培されるよう
になった。日本へは昭和のはじめに渡来したが、普及しなかった。近年になって人気が出て
きた。原産地とその花姿から英名はリリーオブザインカ(lily of the Incas「インカ帝国のユ
リ」)である。そのほか「ペルーのユリ」の異名がある。
属名のAlstroemeriaはスウェーデンの植物学者アリストレーメル(Clas Alstroemer、1
736~1794)の名から来ている。
【特徴】
草丈は50~100cmくらいである。葉は幅の広い披針形(笹の葉ような形)で、互生する。
地下茎を伸ばして地中に白くてやや細長い球根(塊茎)をつくる。
開花時期は5~7月である。茎先から散形花序(枝先に1個ずつ花が付く)を出し、長さ5cm
くらいの筒状花を付ける。花被片は6枚である。内花被片が3枚、外花被片が3枚ある。花
の色はオレンジ、黄色、ピンク、紫、白などで、内花被片の内側には斑点がある。この班点
は昆虫を誘うためのものである。雄蕊は6本あり曲がっている。
花の後にできる実は果(さく果)である。
・Alstroemeria aurea
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a7/Alstroemeria_auranti
・Alstroemeria x hybrida
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/89/Alstroemeria.jpg
・Alstroemeria pelegrina
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/7e/Alstroemeria_pelegrin
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
地下茎が伸びて球根をつくり、新たな芽を吹く。枯れたり古くなった茎葉は付け根から切り落
とす。水遣りや肥料などの基本の管理は生育期と休眠期により異なってくる。茎が伸びて葉
が茂って生長している時期が生育期で、茎葉が枯れてなくなったり、茎葉があっても生育が
緩慢もしくは止まっている時期が休眠期と考えてよい。種によって時期は異なるが、大きく分
けると、夏と冬に休眠する一季咲きと、冬のみ休眠する四季咲きの2つがある。
草丈の高くなるもの、草丈が低いものなど、形状や耐暑性や耐寒性などの性質が品種によ
り異なる。と、言っても基本を大きく外さなければ問題はない。品種を選ぶ際は好みの他、ど
のような楽しみ方をするのか考えて選ぶ。
■日当たり・置き場所
日向~明るい日陰でよく育つ。基本的に暑さと多湿に弱いので鉢植えなど移動できる場合、
真夏は風通しのよい日陰に移動させる。
寒さには比較的強いが、凍らせなければ冬は越すが、霜に当ると株がひどく傷むので鉢植
えはベランダや室内の日当たりのよい場所に移動させ、庭植えは腐葉土などを敷いて凍結
しないように防寒する。
■水遣り・肥料
茎葉が元気に伸びている生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。真夏に茎葉
が枯れて休眠した場合は水遣りをいったんストップする。このとき水を遣り続けると球根が腐
ってしまうことがあるので注意する。夏に生育が鈍い場合も水遣りの回数を減らし乾かし気
味に管理する。冬も同様に乾燥気味にする。
肥料は時々薄めの液体肥料を与える。休眠期や生育が鈍い時期は与えない。
■用土
水はけのよい有機質に富んだ土が適している。多湿が嫌いで土がじめじめしているような環
境だと病気や枯れる原因になる。赤玉土小粒5:腐葉土3:川砂2の割合で混ぜた用土など
を使う。
■植え替え・植え付け
秋に涼しくなって生育を始める頃が植え替えの適期である。球根を傷つけると腐りやすいの
で丁寧に扱い、掘り上げる際は気をつける。さほど深く植える必要はなく植え付けは2cmほ
ど土をかぶせればよい。鉢植えの場合、地下茎が伸びて手狭になってくるので株分けを兼
ねて2~3年に1回植え替える。
■ふやし方
株分けとタネまきでふやすことができる。
株分けは植え替え時に同時に行うことが基本である。掘り上げた株は適当な大きさに分け
るが地下茎の先端の芽を傷つけないように気をつける。また、乾燥を嫌うので掘り上げて株
を分けてすぐに植え付ける。
タネまきの適期は9月下旬~10月上旬。タネは広く流通しないので自家採取が基本とな
る。原種はタネからふやすことが多い。用土を入れた土にタネを重ならないように並べ、6~
7mm土をかぶせる。その後は、土を乾かさないよう、湿度が低めの場所で管理する。新し
いタネからは比較的よく芽を出すが育てて花を咲かせるまでは時間と手間がかかる。
■かかりやすい病害虫
湿度が高くて気温が低い時期には灰色カビ病が発生する。花びらや葉に斑点が現れひどく
なると株が腐る。風通しをよくして湿気を溜めない「発生しにくい環境」を作ることが大切。
アブラムシやオンシツコナジラミ、ハダニは茎葉から植物の汁を吸って弱らせる害虫である。
特に、ハダニは駆除しにくく厄介。いずれも見つけ次第薬剤を散布して駆除する。
■まとめ
生育期と休眠期の水遣りの違いに気をつける
多湿と夏の暑さに弱い
夏に茎葉が枯れて完全に休眠したら水遣りをストップ