記念日
●津波防災の日
2011年3月11日の東日本大震災を受けて同年6月に制定された「津波対策の推進に関
する法律」にて制定。
嘉永7年11月5日(1854年12月24日)、安政南海地震が発生し、南海道、東海道を大
津波が襲った。このとき、紀伊国広村で濱口梧陵が稲藁に火をつけて津波の来襲を知らせ
村人を避難させたという実話をもとに小泉八雲が『稲むらの火』という物語を執筆し、後に小
学校の教科書にも掲載された。
当初は東日本大震災が発生した3月11日を記念日とする案であったが、震災が起きて間も
ないことから、被害を受けた方々の心情を考慮して違う日付にされた。
●雑誌広告の日
日本雑誌広告協会が1970年に制定した。
『読書週間」「教育文化週間」のある時期ということで、この日を記念日とした。
消費者の保護と雑誌広告の信頼を高めることを目的としている。
●日本ブラジル修好記念日
1893年のこの日、「日伯修好通商条約」が締結された。
●いいりんごの日
青森県が2001年に制定。
「いい(11)りんご(5)」の語呂合わせ。
●縁結びの日
島根県の神話の国・縁結び観光協会が制定。
旧暦10月(新暦11月頃)に出雲大社に全国の神が集まり縁結びなどの会議をするとされ
ていること、「いい(11)ご(5)えん」(いいご縁)の語呂合わせから。
●いい5世代家族の日
製薬会社ノバルティスファーマが制定。
「いい(11)ご(5)せだい」の語呂合わせから。
●いい男の日
美しい生活文化の創造のために、化粧品事業、ヘルスケア事業などを展開する株式会社
資生堂が制定。いきいきと素敵に生きる全ての男性を応援する日。日付は11と05で、「い
い男」の語呂合わせから。
●いい酵母の日
酵母を摂取することの大切さを広くアピールしようと、埼玉県鴻巣[こうのす]市に本拠を置き
酵母の製品を扱う日健協サービスが制定。日付は11と5で「いい酵母」と読む語呂合わせ
から。同社では4月5日を「良い酵母の日」に制定している。
●電報の日
電報を申し込む時の電話番号が「115」であるということから。
*(旧)Burn All GIFs Day(全てのGIFを焼き尽くす日)
1999年から実施。現在は実施されていない。GIFはグラフィック・インターチェンジ・フォー
マット(Grafic Interchage Format)の略称で、画像ファイルフォーマットの一つ、LZW
特許を使用した画像圧縮が可能。ユニシスのLZW特許使用料に反発する人たちが、GIFの
使用を取り止めてPING(ピング)やJPEG等への置き換えを推奨するために、この日を制
定。なお、KZW特許はアメリカでは2003年6月20日に、日本でも2004年同日に失効し
ており、現在はGIFは自由に使える画像フォーマットとなっている。
サザンカ(山茶花) sasanqua
【花言葉】「謙譲」「ひたむきな愛」「愛嬌」
【概要】
サザンカ(山茶花、学名:Camellia sasanqua)はツバキ科ツバキ属の常緑広葉小高木。
もとは山茶花(さんざか)と言ったが、音位転換した現在の読みが定着した。イワハナビ(岩
花火)、ヒメツバキ(姫椿)、ヤブサザンカ(藪山茶花)などの別名がある。
本州の山口県、四国南部、九州中南部、西南諸島(屋久島から西表島)等に、海外では台
湾、中国、インドネシアなどにも分布する。山地や林縁に生える。
サザンカは、中国語でツバキ科の木を「山茶」と言い、その花を「山茶花」と称したことに由来
する。古く、「山茶花」は「椿」と同じ意味の漢語として扱われ、江戸時代に入り、現在でいう「
サザンカ」を指すようになった。
属名のCamelliaは、マニラに住み、東アジアの植物を採集したイエズス会の宣教師カメル
(G.J.Kamel)の名から来ている。種小名のsasanquaは「山茶花」のことである。
【特徴】
樹高2~12m。葉は互生し、長さ3~7cm、幅2~3cmの長楕円形~卵状長楕円形、縁
に鈍い鋸歯がある。主脈が目立ち、側脈はやや不明瞭。両面とも主脈に粗毛があるほかは
無毛。葉の質は革質で艶があり、表面は濃い緑色をしている。
枝先や葉の脇に花径5~8cmの白い花を付ける。花弁は5~7個で、ほとんど離生し、平開
する。雄蕊の花糸は淡黄色で、基部だけが合着し、ツバキのように筒状にはならない。花弁
と雄蕊はばらばらになって落ちる。花期は10~12月、葉芽は長さ8~12mmのやや扁平
な紡錘形、芽鱗は緑色で5~7個、表面に白い毛が生える。
園芸品種には、花の色が赤や桃色のもの、八重咲きをするものなどがある。
花の後にできる実は球状の果[さくか]である。
・野生のサザンカ
http://www.tuat.ac.jp/Symposium/sympo24/sazanka/photo/sazanka_html/
・樹齢600年の大木(西方寺)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/75/Saiho-
【栽培品種】
サザンカには多くの栽培品種(園芸品種)があり、花の時期や花形などで3つの系統に分け
るのが一般的である。
サザンカ系(開花期:11~12月)
・サザンカ(Camellia sasanqua)
・”丁字車”(C.sasanqua ”Choujiguruma”)
http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/s/?@0_mall/mankai/cabinet/i-
カンツバキ系(開花期:11~2月)
・カンツバキ(Camellia sasanqua Kantsubaki)
カンツバキ(寒椿)はサザンカとツバキ(C.japonica)の種間交雑園芸品種群である。
”獅子頭”(C.sasanqua”Shishigashira”)・・・寒椿系園芸品種群の多くの交配親となる。
http://pcweb.hobby-web.net/7112/12080109b.jpg
ハルサザンカ系(開花期:12~4月)
・ハルサザンカ(Camellia x vernalis)
サザンカとヤブツバキ(藪椿、C.japonica)やその園芸品種との交配で生まれた種間雑種
と考えられている。
・”鎌倉絞”(Camellia x vernaris”Kamakura-shibori)
http://4.pro.tok2.com/~isaoko/hanazukan/6hagyou/harusazanka-
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
花がら摘み:花が咲き終わったら、早めに子房ごと花がらを摘み取り、果実に養分を取られ
ないようにする。
剪定:ほぼ放任状態でもある程度樹形がまとまり花も咲く。むしろ下手に枝を切るよりは花
付きがよいこともある。ただ、新しく伸びた枝の先に花芽を付ける性質があるので放っておく
と花の咲く位置が毎年少しずつ高くなる。特に問題なければ突出した枝を樹形に合わせて
切り詰める程度で十分である。
庭のスペースの関係などでコンパクトにまとめたい場合は、新芽が動き出す3~4月に枝の
切り戻しを行う。まず、花の咲いた枝は枝を3~4枚残して切り詰める。次に木の内側に向
かって伸びる枝(ふところ枝)を付け根から切り落とす。それでも枝が重なり合って混み合っ
ている場合は適宜枝を切り落とす。枝が混み合っていると風通しが悪くなって病気や害虫が
発生しやすくなり、木の内側まで日が入らない。株全体の枝を短く切り戻す強剪定は、花後
すぐに行っても花が咲かなくなるので、数年に1回行う程度にとどめる。
生垣に仕立てる場合は全体を刈り込む。芽吹く力が強いので色々な樹形に仕立てることが
できる。春に芽吹いて伸びた枝に7~8月頃に花芽が形成される(この時点でまだ蕾は見え
ていない)ので、基本的に夏以降は枝を切らない。ただ、秋に蕾が確認できるようになって以
降、蕾が付いていない徒長枝は切っても構わない。
■日当たり・置き場所
基本的に日当たりの良い暖かい場所でよく育つ。痩せ地や乾燥地では蕾が落ちてしまうの
であまり適さない。また、半日陰でも育つが、花付きが悪くなる。庭植えする場合は東北地方
より南の地方が適地である。-5℃以下になるようなら防寒する。また、冬に寒風の当る場
所は避ける。
■水遣り
鉢植えや庭植えでも植え付けてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を
与える。開花期は花弁を広げるために水を必要とするので、特にたっぷりと与える。庭植え
の場合で植え付けてから2年以上経つ株は水遣りの必要はないが、雨が少なく土の表面が
乾くようなときはたっぷりと与える。
■肥料
庭植えの場合、2月に寒肥として有機質肥料を株元の周辺に埋めておく。鉢植えは3月に
化成肥料を株元に追肥するが、開花中の株は花が終わってから追肥する。土のアルカリ性
が原因で葉が黄色くなり生育が悪くなった株は、生理的酸性肥料(硫酸アンモニウムなど)
を施すと、肥料成分が吸収された後に酸性の成分が土に残るため、土が酸性寄りになり、
樹勢の回復も期待できる。
■用土
水はけがよく有機質に富んだ弱酸性の土でよく生育する。赤玉土中粒1:鹿沼土中粒1:完
熟腐葉土もしくはバーク堆肥1の比率で混ぜたものなどを使う。
水はけの悪い粘土質の土や水もちの悪い砂質の土壌に植え付ける場合は、予め腐葉土を
混ぜ込んでおく。
■植え替え・植え付け
植え付け(庭植え)
3~5月、9~10月が植え付けの適期である。
植え替え(鉢植え)
根詰まりを起こすと花付きが悪くなるので2~3年に1回植え替える。
■ふやし方
タネまきや挿し木でふやすことができる。
タネは10月中旬以降に採取してそのまままくか、保存しておいて3月中旬頃にまく。花が咲
くまで地植えの場合で5~7年、鉢植えの場合は3~4年かかる。
挿し木は6月~8月にその年に伸びた新しい枝を10~20cmの長さに切り取って。水揚げ
の後、湿らせた清潔な赤玉や鹿沼土に挿す。挿し木後は直射日光を避けた明るい日陰で、
空気穴をあけた透明ビニールで容器ごと覆って湿度を保つ。順調に発根すればその年の9
月に鉢上げができる。花が咲くまで2~4年かかる。
そのほか、取り木でもふやすことができる。
■かかりやすい病害虫
病気:花腐菌核病、すす病、もち病
花腐菌核病は、花弁に茶褐色の斑紋が現れる。開花時期に雨が多いと広がる。水遣りのと
きも、花弁に水がかからないように注意する。病気の花は地面に落ちて翌年の病気の発生
源になるので、早めに処分する。予防策として殺菌剤を定期的にまく。
すす病はカイガラムシなどの排泄物が蓄積した葉や枝に黒いすす状のカビが発生するもの
で、見た目が悪いばかりでなく光合成を阻害する。
もち病は5月に発生しやすい病気で(まれに秋にも見られる)、葉が焼いた餅のように膨れる
症状からこの名がある。ツバキ類によく発生する病気で、膨れた葉はやがて白っぽいカビが
生えてきて枯れる。一度に大量発生する病気ではないので、被害が少なければ病気にかか
った葉を取り除く程度で十分である。ひどい場合は薬剤を散布する。
害虫:チャドクガ、アブラムシ、カイガラムシ
・チャドクガ
http://www.sc-engei.co.jp/navi/gaichu18.html
■まとめ
乾いた冬の寒風は避ける
できるだけ日のよく当たる場所で育てる。
チャドクガの発生に注意する
・サザンカとツバキの違い