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梅雨時の絵本読み

2024年07月03日 | 絵本
 2月末に書いてから「絵本」そのものを取り上げたメモはなかった。しかし、読み聞かせはこども園、小学校で5月当初から始めていて、記録を残す余裕がなく新規の取り上げが少なかったことが原因だろう。同じ本を選んでも今の様子を残しておくことは大切なので、随時記しておき見直していく。


 こども園は自分なりのクールを決めていて、今日が最初の終了日。今回四か所で続けたのは、次のラインナップだ。大型絵本の『ドアがあいて…』『にゃーご』、そしてPPT化した本は『こどもかいぎ』『カ、どこいった?』。内容、ジャンルともまちまちで、子によって好みが違う。歓声は『カ、どこ~』が多く、鉄板だ。


 

 幼い子向けのようだが『ドアがあいて…』は良くできている絵本だと思う。舞台が固定されている。病院の待合室に一人ずつ入っていくという、一種の不安を暗い色遣いの場面で表しつつ、「患者」が出てくるときのユーモラスな表現では安堵感を漂わせる。最後にどうなるか、声でじっくり惹きつける技も要求される。


 

 『こどもかいぎ』…最初に「会議って、知ってる」と問いかける。年長だと「話すること」程度は言える子がいる。この会議が「おこられた時はどうするか」という「お題」なのが子どもに寄り添っているし、登場する子どもの反応から親の様子も描かれていて楽しい。こんな形で、ふだんの生活を考えることも大切だ。


 こども園読み聞かせも三年目。今年は図書館事業という形でなく、完全にボランティアだが、コナレテきているかなと感じる。まだ「館長さん」と呼んでくれる子もいて、「いや、私は…」と否定しつつも、何か別の名称(愛称?!)が必要かと思ってはいるが、絵本爺さんではあまりに昭和な気(笑)がして…決めかねる日々。


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