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桜と絵本と豆乳と

蚊の季節が始まりそう

2021年07月04日 | 絵本
 これは「テッパン」の一冊と言えるだろう。自宅で3歳の孫に読んだら大喜びだったし、2度、読み聞かせをしたが本当にウケがいい。きっと大人でもヘェーと感心したり、クスっとわらったりすること間違いなしだ。ページをめくる動作そのものが展開をつくっていくパターン。絵本を作る時も楽しかっただろうな。


『カ どこいった?』(鈴木のりたけ 小学館) 




 表紙をめくると、手の甲に蚊がいる。「あ カ いた!」「おもいきり ページをめくって はさんで やっつけよう」と始まっていく。この蚊がどんどん逃げ回り、部屋のなかから外へ、そして…、止まる所も身の周りからどんどん広がり…大きな場所へ読み手を誘っていく。最後のオチはよくある形だが、納得する。


 20人程度なら絵に目が届くと思うが、今回は少し人数が多いので、思い切って写真に取り込みPPTでやってみる。もちろん、実際にめくるほどインパクトはない。しかし、いずれにしても虚構の世界。そこにどう誘い込むかは読み手の力量でもある。おっと自らハードルを上げてはいけない。まずは一緒に楽しむこと。


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