すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

とうことで、却下の2冊

2020年05月17日 | 雑記帳
 学校が再開し、読み聞かせの要望も入ったので、そのための選書に入った。
 初回はT小学校上学年の予定である。

 そう言えば、去年も別の学校だったが高学年対象だった。何がいいかテーマを考え、お得意(笑)の「笑い」と決めた。最初だけに真面目に記録していた。

①「笑い話」のふり ~ギャグ、ダジャレ、小話をする~
②「落語」について「オチ」「サゲ」の説明、~紙芝居『とまがしま』~
③昔話の笑い ~羽後町の昔話『おしょうさんのまくら』~

 なるほど。なかなかいい流れではないかと自画自賛。
 対象の学校は違うし、今年も同じでいいか…、いや、それじゃつまらないと本探しをすることに。


 図書館だよりに「今日は何の日」のコーナーを設けたので、それをみると読み聞かせ前日の5月18日が、語呂合わせから「ことばの日」となっている。

 「ことば」か。
 図書館らしいテーマではある。いろいろな切り口が考えられるだろうが、子ども対象なので絵本とすれば…と、蔵書検索をかけてみた。

 「ことば」をキーワードにすると、絵本に関わらず全検索となってしまい427冊ヒットする。

 そのうち、直接「ことば」というシンプルな書名を持つのは2冊。どちらも絵本だ。閉架書庫にあった。新しい本ではないようだ。

 『ことば』
  (アン・ランド&ポール・ランド  長田弘訳 ほるぷ出版)


 『ことば』(五味太郎  架空社)

 前者はいかにも外国の人が作ったという感じのする絵本だ。



 絵の面白さはあるが、言葉によるインパクトはあまり感じない。
 深く考えることはできるけど、提示だけでは上学年には弱い気がする。


 後者は、なんと「文字なし」絵本である。
 こんな感じでページが続く。



 ことばを一つも出さずに「ことば」という絵本をつくる。
 さすがの五味太郎である。
 これも、授業として教材にはできるが、紹介するだけでは物足りない

 ということで、却下の2冊となりました。
 で、どうする。