すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

信じて食べての良し悪し

2020年03月29日 | 雑記帳
 できれば穏便に着地させたい災禍である。しかし地方に居ても状況がきつくなることも予想されるし、何はともあれ栄養をつけて免疫力強化!をテーマに小旅行したのだった。今だとネットを通じての事前情報収集は必須で、評判をある程度信頼して、食や泊のことを決めるのは一般的だ。今回も抜かりはなかった。


 三陸の海の幸に舌鼓をうって英気を養うことが目的だ。昼食は陸前高田市。無類の牡蠣好きなので本来なら夕食で堪能したいところだが、今回はランチなのでやや控えめに蒸し牡蠣、フライ、グラタンで済ました。大ぶり、熱々のフライが美味い。評判通りのお店であった。かぶりついてからの写真となってしまった。



 海辺に建つ創業85年というお宿は、震災被害に遭ったがその翌年正月から営業を再開したらしい。総12室という規模で、中高年にはちょうどいいと思った。部屋に置かれた施設案内書の表紙に、なっなんと日本一有名な詩人による折句の詩があるではないか。かの方もお泊りになったのだろうか。しみじみとする。




 この宿での食事のねらいは、家人ご希望のフカヒレである。コラーゲンが欲しくなるお年頃ということか。旅行サイトに載っていた宿のアピールも口コミもよかった。そしてコースの後半にお出ましになった、そのフカヒレの姿煮は…流行りの「自分史上一番」という語を使ってしまうほど、迫力がある代物だった。



 お肌がブルルンとなったかはさておき、翌日は多少の土産物を買いつつ帰路につく。経路のある市で立ち寄りたい蕎麦屋があった。そこも評判では「超人気店」「ハマる」といった語が並んでおり、平日にも関わらず駐車場は満杯であった。回転が速く少しの待ち時間しかなかったが、出てきた蕎麦は…。最後にがっかり。好みは様々だろうけど安易に信じてはいけないと、また勉強になりました。