前進あるのみ

真面目で何事にも一生懸命に前向きにをモットーに頑張るのみ!

チーム練後の葛城山登頂奮闘記

2013年10月09日 | Weblog
そばに山がある限り、私は登り続けたい。
自分の脚で登れる限りは登り続けたい。
そりゃいつかは登れなくなるだろう。しかし、少なくともそれは20年後?いや、30年後?
ゆっくりでも確実に自分の脚で登れる限り、走り続けたい。

自転車というものに出合ってからというもの、私の人生感は変わった。まわりまわってたどり着いたスポーツ。
それが自転車だった。そりゃー私も色々スポーツはしてきたよ。ソフトボールでも足が速いと評判で、いつも
1番あるいは2番バッターでとにかく塁に出る。スポーツカーニバルで学年で1番の選手の中に選ばれて走る。
とにかく短距離は得意だった。
しかし、足が痛くなるという点で、走ることを断念。それまではきつい陸上部に席を置き、ひたすら走っていた
中学時代。そして高校時代は水泳部の部員の中でも一際真っ黒に日焼けする毎日。
社会人になってからは会社帰りにスポーツジムで汗を流し、プールで泳ぎ、さっぱりして帰ってくる。

その時はまだ自分が自転車を始めるようになるとはこれっぽっちも思っていなかった。

スポーツに関してはとことん楽しむ。それが私のモットーである。
そして、芯が強いことを見越して私を自転車界へと案内してくれた会社の同僚。今はちょっと休憩中だけど、会社では
毎日顔を合わす。
風を受け、季節を感じ、生きている証を実感出来る素晴らしい乗り物。どんどん人とのつながりを広げていってくれる。
それはとどまるところを知らない。

そんなひたむきな精神が、ひたすら上だけを見続ける点へと続き、ひたすら登りを登り続けたいと思うのかもね。笑



そして私たちメンバーの何人かは、この日も牛滝ルートからの葛城、モルタルのきつい勾配を気が付けば登っていた。

ひたすら上を見続ける人、それが下の写真のTSUDAさんの姿。
どんどん進化し続ける頑張りやさん。凄い勢いで常にレース思考のTSUDAさん。











そしてチーム練初参加でTSUDAさんの紹介でメンバー入りを果たしたT村さんも初葛城登頂デビュー。

どんな勾配が続くのか?どんなコースなのか全く知らない。ただ分かってるのはきつい登り・・・ということだけ。苦笑

けど、初めて走る道や、初めて登る道って、なぜこうも長く、そしてきつく感じるんだろうね。

今では葛城への道は次にこんな勾配、次は優しい勾配になり、あと2km・・あと1km・・・なんていうのが分かる
けれど、最初のうちは苦労した。
もうそろそろ緩くなるかと期待していても、カーブを曲がったらさらにきつい勾配が見えて心が折れたり・・・汗

今でこそ一気に登れるけれど、最初は私は3回ぐらい休憩した。いや、最初は4回だったかな?
それが回数を重ねるごとに休憩が減っていく。次は一気に登ってやろうと挑戦し、休憩なしに登れたときの感動は
本当に計り知れないものだった。
私は、今でも、その初心の心を忘れない。常に初心の気持ちを持つことって大切だと思う。

この日、全くどんな勾配か未知の世界だったT村さんは、恐らくかなりきつかっただろうと思う。
しかし、何事にもひるまず、果敢に挑戦する姿、かっこよかったよ~~~
頑張ること・・・・それがとても大事なんだよね。









モルタルのきつい箇所をクリアすると、少し勾配が優しくなる。
そこで一旦落ち着きを取り戻し、次の勾配に備える。

最初、T村さんはちょっと無理してとばし過ぎてたかも・・・

私は、少しだけ助言。最初あまりとばし過ぎると後でバテますよ~~と・・・・

そう、頑張るのは大切だけど、登りはペース配分がとても大事だということを、私は何回も苦い経験を繰り返し、
熟知していた。
疲労度100に達してしまったら、後で回復することが出来ないんだよね。最初セーブし、後でMAXに行く方が
総合的にタイムは伸びる。
とは言うものの、もっぱら、私はあまりタイムは計らない。記録するほど速くもないし、この日は葛城だけって
いうならそれなりの走りをしたかもしれないけれど、私たちは葛城登頂後もさらに長距離を計画してたからね。








相変わらず私は自分の登れるペースでえっちらおっちら、一歩・・・又一歩と確実に進んでいた。

んー、やっぱり牛滝ルートはきついなー・・・・
それとも私の脚が貧脚なだけ?苦笑

しかし、この日は、いかに楽な登り方をするか・・・ちょっと考えながら登っていた。
後に控える長距離のため、葛城で100%出し切るというわけにはいかない。なら、ちょっとでも楽な登り方は
どんな感じか・・・それを確かめるように登っていた。

旦那がいつも言うこと・・・
とにかく色んな走り方をしてみたらいい。日によって足の調子は変わるから、僕は1日たりとも一緒の踏み方は
しない・・と・・・・
登りも何パターンもの足の使い方、平地も何通りもの踏み方があるというから驚きだ。
ダンシングである部分の力を使っているときは、違う筋肉は休めてる・・と・・・
私は疲れてきたらそんなこと考えてる余裕はなく、どんな走り方をしてもしんどくなる。楽な走り方なんてないような
気がする。
けど、旦那の場合、常に違う筋肉を休めている場所があるという。だからいつまででも同じペースで走れるんだよね。

一緒に走ってるときによく言われること。それは私が全身に力入れすぎだ・・・ということ。自分では力を抜いてる
つもりでいても、旦那からすると、もっと力を抜かなあかん・・と・・・・
そこで結構自転車談義で言い合いになること、それは登りでは平地より明らかにパワーがいるからどうしても力は
必要じゃないの?ということ。
けど、プロの選手の登りを見ていると、楽に進んでいる。誰も全身に力を入れて登ってる人はいない。
なるほど・・・けど、どうやったらそれで速く登れるのか?難しい・・・
課題は多い。










やがて中盤の再びモルタルの厳しい登り。

ここに来るといつも雪山の風景を思い出す。
日光が当たりやすいところで、雪の時期でもここはシャーベット状の雪質になるところ。

そんなことを思い出しながら私は楽しく、そして確実に前へと進んでいた。









ゆっくり落ち着いて、自分の登れるペースでえっちらおっちら・・・・

ほんとにマイペースで登っていた。









そしてしばらくし、後から登り始めたN瀬さんとナカヤ○さんが追いついてきた。

N瀬さん、私に速いですやん・・と言ってきた。
もっと早く追いつけると思ってたのかな?って、私はマイペースでえっちらおっちら登ってたんだけどね。

そして軽々と私を抜き去っていく。

そしてナカヤ○さんも最初は少しペースを落としていた。
私は、マイペースでいくから先行ってや~と声をかける。
マイペースはあきませんよ~とナカヤ○さん。そこで爆笑~
マイペースは駄目という言葉の裏側には、頑張って速く登ろうという意味が込められているのは私は知っていた。
決してサボってるわけじゃないんだけどね。苦笑

けど、確かにこの日は、先々週よりも先週、そしてこの日の方が若干足は軽い感じはしていた。

チーム練の最初、走り出しのときは、今日はいけるんかな?と思うぐらい足は重かった。しかし、チーム練で牛滝を
走り終え、そこからの葛城だというのに、徐々に足が軽くなる感覚・・・?
ちょっと不思議だけど、血流が良くなってるってことなんだろうね。
いずれにしてもちょっと嬉しかった。


そしてしばらくしてからナカヤ○さんは自分のペースで登って行った。









あー、ここまで来るとあと一息!

この箇所も雪山のときは本当に白銀の世界が楽しめる。
あと2ヶ月もすれば葛城には雪が降り出す。雪山のタイミング、楽しみだ~ね~
皆さんそろそろMTBの用意を・・・ってまだ気が早いって?笑









ちょっと足に手応えを感じながら私は無事山頂へゴーーーーーール。

先週よりも足が軽いわ・・・と喜ぶ私。

そして、3週連続登ったよ~~~と表現するために、指で3を示す。喜

この日は申し分ない快晴でとっても気持ち良かった~~~









そして恒例の葛城の看板にて記念撮影。
今まで何回この看板を見ただろうか?何回ここで写真を撮っただろうか?はてな?

けどね、この葛城山があるから実にたくさんのサイクリストとの和を広げていってくれるんだよね。
和歌山の人、奈良の人、大阪の人・・・そして最近に至っては福岡の人、愛知県の人、新潟の人・・そして北海道の人・・
本当に実にたくさんの仲間がどんどん増えていってる。

自転車を始めてなかったら私は一体今頃どんな生活を送ってるんだろうか?
たまにそんなことを考えるときがある。
しかし、やっぱり行き着くところ・・・それは自転車を始めて本当に良かったと、今でも後悔していないということ。
逆に自転車なしの生活は考えられないね。











ほどなくして、T村さんが疲労困憊状態で到着~~~
かなりきつそうだった。汗

けど、無事山頂まで頑張って登ってきたことは、本当に素晴らしいこと。途中で引き返すことなく、頑張って最後まで
登りきったときの達成感は凄かったことだろう。









そしてびっくりだったのは、この日、T村さんについて走っていたTSUDAさんのギアのこと・・・

TSUDAさん、最後までアウターで登ってきたというから凄い!
リアも1枚まだ残しながら登ってきたという。

まあ、私にはとうてい不可能だね。汗 牛滝山ですらインナーに落とすのに・・・
最近、1回だけ牛滝をアウターで登ったってだけで、後は又インナーで登ってるレベルだもん。

葛城なんてアウターは考えられない。私みたいな貧脚な者にとっては・・・・汗 泣









やっぱり葛城山頂の風景は素晴らしい!

どんなにきつくても、やっぱりこんな綺麗な風景を見れたら、一気にしんどいことや辛い登りのことなんか
一気に忘れさせてくれるよね。それに、又綺麗な景色を見たい!と思えるんだよね。

この日は空気が澄んでたからか、山が折り重なるように見えて本当に綺麗だった。







疲れ果てたT村さんは座り込んで休憩。

私はT村さんを見ていて、昔の自分を見ているようだった。
そう、誰だって始めは葛城山に登ることだけで精一杯状態。誰だって最初から一気に登れるわけではない。
T村さんはほんと、凄いんだよ。本当はある程度あちこち走って、脚力をつけてから葛城に挑戦するのがベストだけど、
いきなり葛城に登ってきたんだもん。それだけで凄いことなんだよ。

TSUDAさんも言っていた。本当に凄いことなんだ・・と・・・・


そしてT村さんの発言で私が嬉しかったこと・・・
それは、これだけきつくてしんどい思いをした人で、これからも走り続けるか、もういいわ・・と言って走らなくなるか
二つに一つの選択肢がある。
もう2度と走らない・・と思う人もたまにはいるだろう。

しかし、T村さんは違った。

今日は休憩3回したから今度は2回にしたい・・・足つきなしで登りたい・・・という前向きな発言だったのだ。
私はそれだけで嬉しかった。

もう二度と登らない・・といわれたらどうしようかと思った。

そして、私は登りに際し、登りは楽しいということ、自分の脚でここまでこれたという感動や達成感、そして綺麗な
景色を見たら又その景色見たさに登りたくなるものだ・という熱い言葉を話した。
そう、登りは決してしんどいだけではないということなのさ。

それにこれからは季節も良くなってくる。季節の流れを肌や耳で感じ取ることが出来る楽しい乗り物。それが自転車と
いうものなのさ。



ただ、この日のT村さんはやっぱり疲労困憊状態。
今日はぐっすり寝れるだろう・・・明日半休使おうかな?なんて言葉を使っていた。
果たして半休?使ったのかな?笑









そして恒例の葛城看板をバックにメンバー全員での記念撮影。

これから何回もここで写真を撮ろうね~~
って、鍋谷も登りましょう。喜

平地もいいとこ色々あるからね~~~








そして疲れ果てたT村さん、そしてTSUDAさんはここから帰路へ。
塔原から下るとのことだった。

気をつけて~~








私たち2人、そしてナカヤ○さんとN瀬さんは粉河ルートへ下山。

一緒に下っていくことに・・・・










そして下っていくと、向かいから誰か登ってくるサイクリストの姿が・・・

ワーーーーーーー 岸和○ツー○ングの植○さんだった~~~~

私は思わず叫ぶ!
ワー、植○さん久しぶり~~~~~~~~~~
一気にテンションが上がる。笑

テンションの上がり方は凄かったんじゃないかな。苦笑

びっくりした旦那、思わず後ろを振り返って止まる。笑

だってだって、なかなか逢えないでいたんだもん。そりゃ嬉しいよ。
HPでいつも元気に登ってるのはわかっていた。

しかし、そろそろきつくなってきたよ~~と嘆く植○さん。御歳71歳。
まだまだ元気な人。皆さん、登頂記録を楽しみに登ってくるんだから、まだまだ頑張ってもらわないとね~~~

しばらく話をさせてもらい、バイバイする。

久々に会えた嬉しさで私はニコニコしながら下っていく。

そしてハイランドパーク近くまで来たときだった・・・・










またまた久々に再会できたサイクリスト・・・

それは、かつて、私が毎日ほどツールド熊野のビデオを見ていて、その回ごとに映っていて、凄い人だなー・・・
一度逢いたいなー・・と思っていた人、そして今ではすっかりお友達になっている岸和○ツー○ングの西○さんだった。
植○さんに引き続き、西○さんにも逢えるとは思っていなかった。けど嬉しかった。


70歳近くになってもこうして元気に登ってくる人がいる。
私はそれだけで大きな励みと原動力に繋がるような気がしている。

けど、西○さんも、もうきつくなってきたよ~と嘆いていた。
いやいや、まだまだ頑張れるしまだまだ速い人。きついのは私も一緒だよ~~~
走れる限り、走ってたらいつかどこかで逢えるわけだし、その方が元気を保てるんじゃないかな~
自転車に乗ってるときが私は一番元気だもん。喜

連続して植○さんと西○さんに逢えて良かった。やっぱり葛城だね。喜












そしてこの後無事粉河のふもとまで下ってきた私たち。


ここでN瀬さんとナカヤ○さんは、もう一度粉河ルートで登って帰るということだった。
頑張るね~~~

かく言う私たちは、これからさらに距離を伸ばそうと、企んでいた。
しかし、まだこの時ですら、どこを走るか決めていなかった。

和歌山走る?それとも奈良走る?
全くもってルートは決まっていない。果たしてどうなる?


このあと、N瀬さんとナカヤ○さんはいいペースで2葛目をスタート。
頑張って~~~~







私たちはさらに進み始めた。


とりあえず今日はここまで。

まだレポは続くよ~~~~~~~~



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