再びラップランドへ

２０１５年９月３日、フィンランド航空AY０７８便は、予定通り１０時４５分、関西国際空港を離陸した。
今回、ほぼ３年ぶりの北欧訪問となる。

秋の黄葉とオーロラ観賞が主な目的だが、今回もまだまだオーロラ観賞のチャンスはありそうだ。
太陽活動は１１年周期のピークを過ぎたと言われているが、オーロラ情報をウォッチしていると、まだまだ頻発しているように思える。
ピークから２年ほどは余韻で結構見れるというのは、前から言われていることだが、今回は、その説を信じ飛び立つこととした。

離陸時は雨が降っていたが、暫く真っ白な風景が続いた後、雲の上に移動し、朝鮮半島の上ではもう雲もまばらになって来た。
予報では、今日の目的地イヴァロの天気は夜は曇時々晴ということだが、運が良ければ初っ端からオーロラを拝めるかもしれない…
日本では、盆明けから急に涼しくなり過ごしやすくなったのだが、イヴァロの気温は離陸前チェックすると、４℃…
涼しいを通り越して日本だったら真冬の様相だが、９月のラップランドが３回目の私としては、全く想定内だ。
宿の部屋は暖房が効いているし、風もあまり吹かないから、外にいてもちゃんと着込めば平気だ。



ヘルシンキに近づいてきた‥‥





ヘルシンキ・ヴァンター国際空港

１５時ヘルシンキ到着後、フィンランド入国を済ませ、１７時イヴァロへ離陸。ヘルシンキ空港着陸時は降っていなかった雨が降っている。
暫く雲の上を進むと、下界は徐々に雲がまばらになっていき、雲がほぼない快晴の状態に。
しかしさらに進むと、また雲が覆いはじめ、予報通りの途切れない曇空に変化した。
曇り空で薄暗いイヴァロの空港に無事着陸。３年ぶりのラップランド到着となった。



タクシーで３年前も初日に泊まった宿に到着。
少々ボロい感じもする宿だが、空港から一番近くイヴァロで一番安い。
周りの木々を観察すると、あまり黄葉は進んでいないようだ。青葉か、少し黄色く変色し始めた葉が多い印象だ。
無料で借りれる自転車を借り、イヴァロの街へ買い物に行く。
９月初旬は、まだまだ夜も暗くならないので遅くまで活動できる。
買った食材で軽く晩飯を済ませ、後はオーロラの出現を待つだけ…予報では真夜中は晴れ間が覗くとのことだが、相変わらず分厚い雲が覆っている。
明日以降もチャンスはまだまだあると早々に諦め、寝床につく。

今日の宿　Ivalo River Camping

空港から車で１２分。高速道路E４の向こう側に川が流れていて、非常に美しい。
併設のパブは、地元の方の憩いの場になっている。お土産店も併設。
無料で自転車を借りれるが、無料とあって調子は万全ではない。