NYダウ反落、180ドル安で推移 消費関連に利益確定売り
株式
2024年1月10日 5:24
米ニューヨーク証券取引所=ロイター
【NQNニューヨーク=矢内純一】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、午後3時(日本時間10日午前5時)現在は前日比182ドル98セント安の3万7500ドル03セントで推移している。前日にダウ平均が再び最高値圏に上昇し、主力銘柄の一部には利益確定や戻り待ちの売りが出ている。昨秋以降の米長期金利の低下には一服感があり、株式の相対的な割高感が意識されている面もある。
ダウ平均は前日までの3営業日で250ドルあまり上昇し、2日に付けた過去最高値(3万7715ドル04セント)に接近していた。景気敏感株や消費関連株に目先の利益を確定させる動きが出ている。ダウ平均の下げ幅は300ドルを超える場面があった。
米債券市場で長期金利は前日終値(4.03%)近辺で推移している。2023年12月下旬には3.7%台後半とおよそ5カ月ぶりの低水準を付けた後、水準を切り上げている。足元では米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、今後発表になる物価指標を見極めたいという雰囲気がある。市場では「長期金利が再び4%台を付けたことで投資家心理が強気になりにくい」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との声が聞かれた。
個別銘柄では、石油のシェブロン、化学のダウ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが下げている。金融のゴールドマン・サックスも安い。半面、顧客情報管理のセールスフォースと製薬のメルクが買われている。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は一進一退となっている。半導体のエヌビディアが上昇し、連日で最高値を更新している。
株式
2024年1月10日 5:24
米ニューヨーク証券取引所=ロイター
【NQNニューヨーク=矢内純一】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、午後3時(日本時間10日午前5時)現在は前日比182ドル98セント安の3万7500ドル03セントで推移している。前日にダウ平均が再び最高値圏に上昇し、主力銘柄の一部には利益確定や戻り待ちの売りが出ている。昨秋以降の米長期金利の低下には一服感があり、株式の相対的な割高感が意識されている面もある。
ダウ平均は前日までの3営業日で250ドルあまり上昇し、2日に付けた過去最高値(3万7715ドル04セント)に接近していた。景気敏感株や消費関連株に目先の利益を確定させる動きが出ている。ダウ平均の下げ幅は300ドルを超える場面があった。
米債券市場で長期金利は前日終値(4.03%)近辺で推移している。2023年12月下旬には3.7%台後半とおよそ5カ月ぶりの低水準を付けた後、水準を切り上げている。足元では米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、今後発表になる物価指標を見極めたいという雰囲気がある。市場では「長期金利が再び4%台を付けたことで投資家心理が強気になりにくい」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との声が聞かれた。
個別銘柄では、石油のシェブロン、化学のダウ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが下げている。金融のゴールドマン・サックスも安い。半面、顧客情報管理のセールスフォースと製薬のメルクが買われている。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は一進一退となっている。半導体のエヌビディアが上昇し、連日で最高値を更新している。