東証大引け 反発 円安進行が追い風 自動車やインバウンド関連高い
国内株概況
2023年8月10日 15:31 (2023年8月10日 15:37更新)
10日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比269円32銭(0.84%)高の3万2473円65銭で終えた。日銀の金融緩和姿勢などを背景に外国為替市場で1ドル=144円台と約1カ月ぶりの水準まで円安が進み、自動車やインバウンド(訪日外国人)関連銘柄が買われた。日経平均は朝方、前日の米株安につれて200円近く下げる場面もあった。ただ、企業業績の改善期待などから日本株の先高観は強く、節目の3万2000円に迫る場面では押し目買いが入った。
一部メディアで「中国政府は日本への団体旅行を解禁する方針」だと伝わり、その後正式発表され、インバウンド需要の本格回復への期待から空運、鉄道、百貨店株が買われた。決算発表を受けて大きく上昇する銘柄も目立った。INPEXは16%超高、富士フイルムは6%超高となった。後場にかけて外国為替市場で円安が進む局面では幅広い銘柄に買いが広がった。
寄り付き直後に日経平均は下げる場面もあった。9日の米株式相場でハイテク株が大きく下げた流れを引き継ぎ、東エレクなど日経平均への寄与度が大きい半導体関連銘柄が売られた。米政府が先端半導体などの分野で中国への投資を規制する方針を示したのが嫌気された。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、20.94ポイント(0.92%)高の2303.51で終えた。JPXプライム150指数も反発し、大引けは前日比4.67ポイント(0.45%)高の1032.81だった。
東証プライムの売買代金は概算で4兆1415億円、売買高は16億5395万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1340、値下がりは441、変わらずは54だった。
ファストリ、セコム、ホンダが上昇した。オリンパス、ソニーG、リクルートが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年8月10日 15:31 (2023年8月10日 15:37更新)
10日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比269円32銭(0.84%)高の3万2473円65銭で終えた。日銀の金融緩和姿勢などを背景に外国為替市場で1ドル=144円台と約1カ月ぶりの水準まで円安が進み、自動車やインバウンド(訪日外国人)関連銘柄が買われた。日経平均は朝方、前日の米株安につれて200円近く下げる場面もあった。ただ、企業業績の改善期待などから日本株の先高観は強く、節目の3万2000円に迫る場面では押し目買いが入った。
一部メディアで「中国政府は日本への団体旅行を解禁する方針」だと伝わり、その後正式発表され、インバウンド需要の本格回復への期待から空運、鉄道、百貨店株が買われた。決算発表を受けて大きく上昇する銘柄も目立った。INPEXは16%超高、富士フイルムは6%超高となった。後場にかけて外国為替市場で円安が進む局面では幅広い銘柄に買いが広がった。
寄り付き直後に日経平均は下げる場面もあった。9日の米株式相場でハイテク株が大きく下げた流れを引き継ぎ、東エレクなど日経平均への寄与度が大きい半導体関連銘柄が売られた。米政府が先端半導体などの分野で中国への投資を規制する方針を示したのが嫌気された。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、20.94ポイント(0.92%)高の2303.51で終えた。JPXプライム150指数も反発し、大引けは前日比4.67ポイント(0.45%)高の1032.81だった。
東証プライムの売買代金は概算で4兆1415億円、売買高は16億5395万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1340、値下がりは441、変わらずは54だった。
ファストリ、セコム、ホンダが上昇した。オリンパス、ソニーG、リクルートが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕