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米国株、ダウ反落482ドル安 米利上げ長期化観測で ナスダック続落 米国・欧州株概況 2022年12月6日 6:23 (2022年12月6日 6:37更新)

2022-12-06 06:49:43 | 日記
米国株、ダウ反落482ドル安 米利上げ長期化観測で ナスダック続落
米国・欧州株概況
2022年12月6日 6:23 (2022年12月6日 6:37更新)

【NQNニューヨーク=横内理恵】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前週末比482ドル78セント(1.4%)安の3万3947ドル10セントで終えた。同日発表の11月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念が広がった。米長期金利の上昇も株式の相対的な割高感につながった。

ISM非製造業指数は56.5と10月(54.4)から改善し、市場予想(53.7)も上回った。前週末発表の11月の米雇用統計では雇用者数や賃金の伸びが市場予想を上回り、労働市場の引き締まりによるインフレ圧力の根強さを示したと受け止められていた。

米ウォール・ストリート・ジャーナルは5日、13~14日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅が縮小される一方、来年の政策金利見通しが9月から引き上げられる可能性があると報じた。FRBが一段と政策金利を引き上げ、米景気や企業業績の悪化を招くとの警戒も投資家心理の重荷だった。長期金利は前週末終値の3.49%から一時3.6%台に上昇した。

ダウ平均の下げ幅は一時、580ドルを超えた。長期金利上昇でソフトウエアのマイクロソフトなどPER(株価収益率)が高いハイテク株全般に売りが優勢だった。傘下のスラック・テクノロジーズの最高経営責任者(CEO)退任が伝わった顧客情報管理のセールスフォースが7%あまり下げ、ダウ平均を押し下げた。

原油安を受けて石油のシェブロンも安い。インフレが消費を抑えるとの見方から、映画・娯楽のウォルト・ディズニーなど消費関連銘柄も売られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前週末比221.560ポイント(1.9%)安の1万1239.937で終えた。中国・上海工場の生産縮小が報じられた電気自動車のテスラが大幅安だった。ネット通販のアマゾン・ドット・コムの下げも目立った。

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