米国株、ダウ7日続伸 予想上回る決算で心理改善
米国・欧州株概況
2023年7月19日 5:05
【NQNニューヨーク=矢内純一】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸し、前日比366ドル58セント高の3万4951ドル93セント(速報値)で終えた。これまでに発表された2023年4~6月期決算で市場予想を上回る内容が相次いでおり、投資家心理が改善している。前週発表の米物価指標がインフレ鈍化を示したことで米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化への警戒も和らいでおり、幅広い銘柄に買いが入った。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、金融大手のモルガン・スタンレーとバンク・オブ・アメリカが18日発表した4~6月期決算で売上高に相当する純営業収益と1株利益が市場予想を上回り、いずれも株価が上昇した。19日に決算発表を控える同業のゴールドマン・サックスにも買いが及んだ。
アナリストが投資判断を引き上げた医療保険のユナイテッドヘルス・グループの上昇が目立った。ソフトウエアのマイクロソフトも高かった。交流サイトのメタプラットフォームズなど、人工知能(AI)関連の提携拡大を相次いで発表したことが追い風となった。
18日発表の6月の米小売売上高は前月比0.2%増と、市場予想(0.5%増)を下回った。自動車・同部品を除いた売上高も0.2%増と、市場予想(0.3%増)に届かなかった。消費の減速懸念が重荷となり、取引開始直後はダウ平均が小幅に下げる場面もあった。
個別では、通信のベライゾン・コミュニケーションズが9営業日ぶりに反発。建機のキャタピラー、バイオ製薬のアムジェンも上げた。一方、機械のハネウェル・インターナショナル、クレジットカードのビザが売られた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比108.693ポイント高の1万4353.642(速報値)で終えた。
米国・欧州株概況
2023年7月19日 5:05
【NQNニューヨーク=矢内純一】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸し、前日比366ドル58セント高の3万4951ドル93セント(速報値)で終えた。これまでに発表された2023年4~6月期決算で市場予想を上回る内容が相次いでおり、投資家心理が改善している。前週発表の米物価指標がインフレ鈍化を示したことで米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化への警戒も和らいでおり、幅広い銘柄に買いが入った。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、金融大手のモルガン・スタンレーとバンク・オブ・アメリカが18日発表した4~6月期決算で売上高に相当する純営業収益と1株利益が市場予想を上回り、いずれも株価が上昇した。19日に決算発表を控える同業のゴールドマン・サックスにも買いが及んだ。
アナリストが投資判断を引き上げた医療保険のユナイテッドヘルス・グループの上昇が目立った。ソフトウエアのマイクロソフトも高かった。交流サイトのメタプラットフォームズなど、人工知能(AI)関連の提携拡大を相次いで発表したことが追い風となった。
18日発表の6月の米小売売上高は前月比0.2%増と、市場予想(0.5%増)を下回った。自動車・同部品を除いた売上高も0.2%増と、市場予想(0.3%増)に届かなかった。消費の減速懸念が重荷となり、取引開始直後はダウ平均が小幅に下げる場面もあった。
個別では、通信のベライゾン・コミュニケーションズが9営業日ぶりに反発。建機のキャタピラー、バイオ製薬のアムジェンも上げた。一方、機械のハネウェル・インターナショナル、クレジットカードのビザが売られた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比108.693ポイント高の1万4353.642(速報値)で終えた。