東証大引け 3営業日ぶり反落 米地銀の経営不安や円高が重荷
国内株概況
2023年4月26日 15:28
26日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日比203円60銭(0.71%)安の2万8416円47銭で終えた。米地域銀行からの大規模な預金流出が明らかとなり、銀行の経営不安が再燃した。弱い米経済指標も重なり、景気悪化懸念が広がるなか、前日の米国株は下落。米金利低下に伴い円相場は1ドル=133円台半ばまで円高・ドル安が進んだ。米株安と円高が重荷となり日本株は終日軟調に推移した。
メガバンクなどの銀行株の下落幅が大きかった。中国政府が追加の景気刺激策を見送るとの観測が一部で流れ、ファナック、安川電などの中国関連とされる銘柄の下げも目立った。主要企業の3月期決算の発表を控え、持ち高調整の売りが出やすかった面もある。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。
一方、英投資ファンドが株主還元を要求したと伝わった大林組が上昇。自社株買いを発表した清水建は急伸し、ほかの建設株も連れ高した。経済再開への期待からアサヒや三越伊勢丹が高かった。米国時間25日夕に決算を発表した米マイクロソフトと米アルファベットの株価は時間外取引でいずれも堅調に推移し、投資家心理を下支えした。
東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落し、18.25ポイント(0.89%)安の2023.90で終えた。東証プライムの売買代金は概算で2兆7267億円。売買高は11億990万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1516銘柄、値上がりは273、変わらずは47銘柄だった。
三菱自、太陽誘電、みずほFG、クボタが下落。大和ハウス、東ガス、リコー、ニチレイが上昇した。新興市場では月面着陸に失敗したアイスペースが制限値幅の下限(ストップ安水準)で終えた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年4月26日 15:28
26日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日比203円60銭(0.71%)安の2万8416円47銭で終えた。米地域銀行からの大規模な預金流出が明らかとなり、銀行の経営不安が再燃した。弱い米経済指標も重なり、景気悪化懸念が広がるなか、前日の米国株は下落。米金利低下に伴い円相場は1ドル=133円台半ばまで円高・ドル安が進んだ。米株安と円高が重荷となり日本株は終日軟調に推移した。
メガバンクなどの銀行株の下落幅が大きかった。中国政府が追加の景気刺激策を見送るとの観測が一部で流れ、ファナック、安川電などの中国関連とされる銘柄の下げも目立った。主要企業の3月期決算の発表を控え、持ち高調整の売りが出やすかった面もある。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。
一方、英投資ファンドが株主還元を要求したと伝わった大林組が上昇。自社株買いを発表した清水建は急伸し、ほかの建設株も連れ高した。経済再開への期待からアサヒや三越伊勢丹が高かった。米国時間25日夕に決算を発表した米マイクロソフトと米アルファベットの株価は時間外取引でいずれも堅調に推移し、投資家心理を下支えした。
東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落し、18.25ポイント(0.89%)安の2023.90で終えた。東証プライムの売買代金は概算で2兆7267億円。売買高は11億990万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1516銘柄、値上がりは273、変わらずは47銘柄だった。
三菱自、太陽誘電、みずほFG、クボタが下落。大和ハウス、東ガス、リコー、ニチレイが上昇した。新興市場では月面着陸に失敗したアイスペースが制限値幅の下限(ストップ安水準)で終えた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕