SMBC日興、10ー12月純利益は52億円-営業部門7四半期ぶり黒字
佐野七緒
2024年1月30日 15:58 JST 更新日時 2024年1月30日 16:40 JSTブルームバーグ
SMBC日興証券は30日、2023年10ー12月期(第3四半期)の連結純損益が52億円の黒字(前年同期は150億円の赤字)だったと発表した。
セグメント別の営業損益は、グローバル・インベストメント・バンキング部門が69億円の黒字(同10億円の赤字)、グローバル・マーケッツ部門が前年同期比31%減の77億円だった。営業部門は6億円の黒字(同57億円の赤字)と7四半期ぶりに黒字転換した。
同日会見した吉岡秀二専務は、投資銀行業務について、トヨタグループによるデンソー株の売り出しといった大型案件に加え、大正製薬ホールディングスのマネジメント・バイアウト(MBO)での非上場化などの企業の合併・買収(M&A)にも関与し、「全体としてみれば第3四半期は強い状況だった」と説明。第4四半期も同様の傾向が続くとの見通しを示した。
グローバル・マーケッツ部門については「金利の変化を捉えて業績は期待通りの水準」とした上で、日本銀行が3月や4月にマイナス金利政策を解除すると見込んで市場は動いており、「債券トレーディングはより活性化する」と述べた。
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(会見でのコメントを追加して記事を更新します)
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