銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

オリンピック会場を撮影

2021-07-15 06:24:00 | オリンピック







銭湯めぐりをしていると様々な場所に行く機会があり、そこがオリンピック会場の近くだったりすることもあります。
現在はまだ準備中ですが、本格的に始まるんだなという気運を感じます。
一部ではありますが、少しばかり紹介したいと思います。


東京オリンピック・パラリンピック
選手村
2021年6月11日

▲この日は都営地下鉄の勝どき駅から南西へと歩いてきた様子です。場所としては、豊洲市場と勝どきの間にあります


▲奥の右にみえるのが、中央清掃工場の煙突です


▲さっそく仮設工事を始めていました




▲こちらに並ぶのが選手村のマンション群です。手前にある車は、オリンピックのマークがラッピングされた専用車両で、道路をグルグルとまわっていました。おそらく輸送の練習中だったと思われます


▲奥に進んでみます


▲なかなか綺麗で豪華なマンション






▲奥は行き止まりで関係者は立ち入り禁止区域です。現在はすでに交通規制の対象になっているので、オリ・パラが終わるまでは入れないようです








▲豊洲大橋からも眺めてみましょう




▲全体像


▲こちらは豊洲からオリンピック村を撮影した写真です









▲この橋の先に豊洲市場があります







横浜国際総合競技場
2021年6月11日


▲黄昏どきに散歩ついでに撮りました



▲聖火リレーは、残念ながら公道を走ることが中止になりました


▲横浜国際総合競技場です。サッカーワールドカップ。ラグビーワールドカップ。そしてオリンピック。
三大大会を制覇した会場として世界初になる予定です


▲入り口を作ってる最中でした




▲こちらは明かりがついていたので、建物の中を覗いて撮影したもの。よくわかりません










東京オリンピック有明テニスの森 センターコート
2021年6月20日
 
この日は東京都水の科学館を立ち寄ったついでに、建物が目に入ってきたので散策がてら寄ってみました


▲もう準備万端という雰囲気です


 

▲左がテニスコート。仮設の席が作られていました




▲地図でみると、上が有明コロシアムとテニスコート。下の左側が体操競技場です


▲道を抜けると


▲右にみえる建物が有明コロシアム


▲ポールが沢山並んでいました。おそらく国旗掲揚のためのポールでしょう


▲こんなに必要なのかというぐらい数多く並んでいました


▲仮設トイレもバッチリ




▲出入り口のゲートです


▲出た先に見えるのがバイク競技場


▲ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)の有明テニスの森駅近くです




▲チケット売り場もありました。当日券が買えるのでしょうか??(とこの時は思ったのですが、7月上旬に無観客が決定。チケット売り場も仮設席も無駄になってしまいました)






▲有明テニスの森駅から直接見ることができます


▲こちらが体操競技場です


オリンピックスタジアム(新国立競技場)
2021年6月11日

▲都営地下鉄の国立競技場駅


▲国立競技場にちなんだモニュメントがあちこちにみられます




▲割愛しましたが、かなり深いところにある駅なので地上にあがるまでだいぶ時間が掛かりました


▲駅の目の前が新国立競技場ですが、入り口が遠いので、ぶっちゃけ東京メトロの外苑前駅の方がいいです


▲地図をみるとこんな感じです


▲グルッと歩いてみましょう

















いよいよ世紀の祭典がはじまります





いやさか湯(横浜・菊名)

2021-07-13 06:09:00 | 銭湯
#いやさか湯

・陸の孤島にある銭湯
・創作メニューが豊富
・刺青天国






JR横浜線
#菊名駅
▲JR横浜線の菊名駅




▲エスカレーターでのぼり


▲のぼったところ


▲まっすぐ進むと改札口がある


▲改札口を通り過ぎてこんどは下る




▲そのまま直進すると東急の乗り換えになるので、左の道に進む




▲階段を下ると


▲バス停がある


▲鶴見駅方面にむかう




そしてバスに揺られること12~3分ほど


▲東高校入口というところに到着


▲いやさか湯はこのバス停の裏側にあるので、ぐるっと回らないといけない。
来た方面に進んでもいいし、逆に戻ってもいいが、今回は緑道経由で行くので、一度来た方向に戻る(この写真だと、いやさか湯は右裏側方面にある)


▲東高校入口というが、実際はジョナサンの目の前


▲来た方向に戻る

▲すると右側に緑道がみえてくる




▲緑道を進もう








▲緑道の切れ目がみえてきたら右に進む








▲ここでストップ


▲左にいやさか湯がみえてくる




▲到着


ここは入口から賑やかな様子で、左にはコインランドリーがあるが、その前にはベンチなどがあって休憩できるようになっている。飲食や喫煙してる人もいた。

▲中に入るとこんな感じ。ちゃんとコロナ対策をしていることをビデオを流す気合いの入れようだ


▲下足箱


▲そして右にある階段をのぼると




のぼって左側手前が受付で、奥のところに券売機があった。
左奥には飲食スペースがあり、いろんなオリジナルの食事を提供している。
とくに目を引いたのが「おろぽ」。
ポカリスエットをパウダースノー状にしたカキ氷で、写真の隣にはなぜかオロナミンCがある。おそらくオロナミンとポカリを組み合わせたものだから、おろぽという名前なのだろう。


せんべろ(千円でべろべろになれるの意味)のお店を紹介するサイトでもいやさか湯が紹介されていた。ここの奥座敷はまさに居酒屋そのものである。
ほかに日替わり弁当なども作っており、もはやここはなに屋さんなんだという感じだが、とりあえずおつまみも充実してて、銭湯だけでなく湯上がりの食事も楽しむことができる。
女性優遇サービスも旺盛で、こうした飲食の割引とともにサウナは女性だと無料だという。銭湯は基本的に男性客が多いので、ニッチである女性客を呼び込むためのものなのだろう。
券売機でチケットを購入して受付の前に立つと、対応してくれたのは若い女性…というか、ここの経営者のお子さんなのか、ちょっと年齢不詳だった。少なくとも声は子どもだった。


ここは男女の入れ替えがあるが、3年間ぐらい定期的に通っていて、一度も上階の洋風風呂にあたった試しがない。今回も和風風呂だった。
受付は二階であるが、和風風呂は券売機のわきにある階段で一階に降りなければならない。


階段を降りた先が脱衣場になっていて、右方面にむかって縦長に広がっている。
ロッカーは右壁沿いに並ぶ。
左側には洗面台。その上には綿棒が置いてあり、ドライヤーは無料。このあたりのサービスは嬉しい。

出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲下の階の脱衣場


浴室の扉をあけると、手前側の壁沿いにカランが続き、目の前には大きな浴槽が広がっている。
おおまかに見て、真ん中付近に球状の噴水があり、その奥に寝湯が2つ。右(真ん中)に座湯、さらに右端には深くなったところにハイパージェットがある。ハイパージェットの横には一人用の電気風呂があった。
最後は主浴槽の一番手前に小さいながらヒノキ風呂である。ここは縁だけではなく、すべてが檜。総檜風呂だ。なので、なかなか豪華。
温度は主浴槽、檜風呂ともに43℃ほどで、最初に足を踏み入れると結構熱く感じる。入浴客のひとりは熱くてお尻を掻きむしっていたので、もうちょっと熱めだったかもしれない。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


これだけでも十分すごいのだが、本領を発揮するのはここから。
主浴槽を右手にして正面を向くと(出入り口からしたら左側)、ここはサウナが2つある。
左がドライサウナで、右側がミストサウナ。ミストサウナは残念ながら停止中だった。自分の記憶だと、ずっと前から壊れてるような…。
露天風呂もあって、こちらも2つ備えている。
左側が一般的なよくある作りの岩風呂で、3〜4人は入れそうなスペース。温度は42℃ほどと薬湯仕様で、この日は東洋ハーブの王様と呼ばれるよもぎだった。
見た目はごくふつうの白湯だったが、香りが優しくて心地よい。
浴室に戻って右側の扉を開けると、打たせ湯と水風呂がある。
打たせ湯は保健所の指導のもとで中止らしい。コロナ対策として飛沫が危ないと判断されたのだろうか?
だとしたら、シャワーをあびることも、ジェットバス関連もすべてリスクがあると思うのだが。
水風呂は、これまた大きくてかなり広め。中規模のスーパー銭湯にも負けな規模だ。水温も18℃と標準的。


こんな感じで、フル回転してたら相当贅沢な空間だったろう。
設備が充実したところなので、当然ながらお客さんは多かった。日曜日の夕方に訪れたがカランはほぼ埋まっており、子どもたちが目立ったので、なかなか賑やかだった。
ところで個人的に今回の入浴で意外だったのは、刺青(イレズミ)を入れた人が一人も見かけなかったことだ。
というのも、ここは銭湯巡りをしてきた中で一番刺青を入れた人が多かった銭湯で、一度は自分以外が全員刺青を入れてたなんてこともあった。
とにかく鶴見や子安周辺は刺青率がかなり高く、東京下町よりも、むしろここらへんのほうが多いほどだ。
ネットでは、タトゥーフレンドリーというタトゥーがあっても入れる施設を紹介したサイトがあるのだが、そこでもいやさか湯がバッチリ紹介されていた。
施設内の写真が多数掲載されていたので、お店の積極的な協力があったのだろう。


ビル銭湯ということで、屋根はひくくて若干暗め。老朽化も相まって最近の銭湯と比べるとあまり奇麗な印象はないが、逆にそれが居心地良かったりする。
どの駅からもかなり遠く、陸の孤島といった感じの場所であるが、大人から子どもまで幅広い年齢層が押し寄せる人気の銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 菊名か大口か、鶴見。とにかくすべての駅から離れてる
周辺の環境 飲食店

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 滝のパネル写真
統一感 あり
置物 自転車
照明 やや薄暗い

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 寝湯、座湯、ハイパージェット、電気風呂、打たせ湯(停止中)、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 42〜43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 可愛らしい
清潔さ 奇麗
貸しタオル あり(10円)
備え付け なし

◆人
受付 10代の女性
客層 年齢層は多彩


【案内】
住所
〒230-0076 
横浜市鶴見区馬場1-7-23

電話
045-583-5161

営業時間
平日 15:00〜25:30 
土日祝 08:00〜25:30

定休日
年中無休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

岩の湯(東京・赤羽岩淵)

2021-07-10 07:07:00 | 銭湯
#岩の湯


・歴史の重みがある建物
・親切な店主
・熱いお湯だがちょうどいい






東京メトロ南北線
#赤羽岩淵駅
▲赤羽岩淵駅。南北線の終点駅だ


▲すぐ隣は埼玉




▲エスカレーターをのぼり




▲改札口




▲むかしは川に面した場所だったので(橋がないところは川の増水具合で足を止められたため)、宿場町として栄えたところだったようだ


▲地図をみると


▲川方面に向かって、正光寺の裏側に今回の目的地がある


▲1番、3番どちらに出ても3分で到着する距離。今回は1番で行く


▲再びエスカレーターでのぼる




▲階段をあがり




▲外に出たところ


▲改めて地図をみる。上に進む


▲目の前の横断歩道を渡り




▲右に進む


▲ピンクのマンションがみえてくる


▲ここを左折する


▲正光寺の案内がみえる


▲ちょうどアジサイが咲いてた時期


▲右手にお洒落なカフェがある


▲その珈琲店がある十字路でストップ


▲左側を向けば煙突がみえる


▲あとは解説不要だろう


▲到着




▲コインランドリーも併設してある


▲隣をみると、隣もまたレトロな様子


▲ここは昭和の頃から時間が止まった場所のようだ


▲古い銭湯だとまわりから浮いてることが多いのだが、ここに関しては周辺と違和感なく溶け込んでいる


▲屋根越しで見える煙突が渋い


▲銭湯浪漫ののれん


▲中に入ると、タイル絵が出迎えてくれる


▲右が女湯、左が男湯である


サンダルを下足箱にあずけて扉をあけると、すぐ右手には番台。
座るのは白髪の70代後半ぐらいの女性だ。
この日は5月末とはいえ夏のような暑さなのにクーラーは利いておらず、受付の女性はうちわをあおいでいた。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「あ、ありますよ」とすぐに手にとってくれたが、ちゃんと綺麗なのか確かめてくれているようだった。
「ありがとうございます」と言うと「これで大丈夫?」と聞いてきたので「はい」とこたえて貸してもらうことに。
500円を渡してお釣りが30円だったので、無料のようだ。
まわりを見渡していると、「使ったらこの上においてください」と冷蔵庫の上を指さしていた。おそらくコロナ対策の一環だろう。ここに限らずだが、他の銭湯でも冷蔵庫の上に置いてくれというところが多い。


脱衣場はやや広めで、島のロッカーが2つと、左側の壁にもある。壁のロッカー上にはガラスケースの中に動物のぬいぐるみや人形、ボーリングのピン、ディズニーキャラクター、食器などごちゃ混ぜに入ってる。
よくよく見るとめちゃくちゃなのだが、不思議とまとまりがある。
扇風機は、真ん中と奥に一つ。
話はちょっと飛ぶが、入浴して浴室から戻ってくると体が火照ってるから扇風機の前に立っていたら、「真ん中の扇風機もつける?」と店主の女性から声を掛けてくれた。
服を脱ぐときは「タオルなってる?」と聞かれて、内心(なってる??)だったのだが、どうやら綺麗かどうかではなく、タオルの大きさが大丈夫か心配してくれてたようだ。
むかしの人らしく世話好きで親切なお母さんという感じだった。帰りのときは笑顔で「ありがとうございます」と言ってくれたり、むかしながらの人情を感じさせてくれる銭湯だった。


服を脱いで浴室に入ると、浴室は島カランが2つ。左右の壁にもカランがあるが、やはり古い銭湯らしく島カランはシャワーなし。
立ちシャワーは左側に一つだけあった。
この立ちシャワーは水圧がかなり低くて、ハンドルを全開ひねっても小雨程度しか出てこない。
ふつうのカランもおなじく弱めで、色々試したけどみんなそんな感じだった。水回りが弱いのは残念である。
そのかわりと言ってはなんだが、面白い物の発見。
桶がよく見かけるケロリンのプラスチック桶であるが、なんと黄色ではなく白。
このバージョンは初めて見た。ここだけなのか、それとも他にあるのか。ただ、相当レアなものは間違いなさそうだ。


浴槽は奥にあって、おおまかに2つに分かれる。
右が深浴槽で、座湯とジェットバス。どちらとも圧はちょうどいい案配。
ジェットバスはどちらかというとハイパージェットの原型みたいな感じだ。


左は主浴槽で、右半分はなにもないけど、左側はバイブラで壁の湧出口にはなにやら白い物体がある。
なんだろうと思い近づくと、単にペットボトルが4つ並んでいるだけだった。
しかしなぜペットボトルを置いてあるのだろう? 飛沫防止のためか。
水垢と塩素ですっかり白く化粧されており、パッと見はペットボトルとは気がつかなかった。


壁絵は古典的な富士山の絵で、真ん中に大きく富士山が描かれており、このへんは男女平等という感じがした。
全体を見ると、いたるところにペンキのハゲたところが散見され、塗り直してるのはずいぶん前だと分かる。ペンキが綺麗だと印象は全然違うと思うのだが…。
間仕切り壁のところは浦島太郎を題材としてもので、奥から手前に掛けてストリート性のある構図となっていた。
亀に乗る浦島太郎。なぜかすでに手には玉手箱を大事そうに持っており、まわりを魚たちが誘導してる。
真ん中には竜宮城の入り口があって、立派な門構えで蓄財ぶりが感じられる。
最後は意外と質素な食事がテーブルに並ぶ。ただ、従業員?らしき女性たちが食べ物を運んでいる最中だったので、これから豪華になるのかもしれない。
そして艶やかな若い女性たちが浦島太郎の目の前で踊っている。太郎も満更ではない様子。
これで気になるのが、女湯側だ。
この先に待っている悲劇を女湯の方で描かれているのだろうか。
しかし亀を助けた恩義にしては、ずいぶんと接待しすぎではないか。
いじめられていた亀を助けたぐらいなら、せいぜい折り菓子を送る程度で済む話だと思うのだが、竜宮城の当主がわざわざ歓待するぐらいだから相当重要な立場の亀だったのだろう。


客層は高齢者がメインながら、意外と中年層も少なくなかった。
客同士の会話は一切なく、女湯からも会話らしく声はほとんどなかった。
ただ脱衣場にいると、「気持ちよかったー」という高齢者らしきお客さんの声に「気持ち良かった?」と店主の声があったので、そのへんのコミュニケーションはあるようだ。


こんな感じで活気あふれる明るい銭湯とは言い難いが、古いなりに清潔感があって、しっかり運営されているという印象を受けた。
なによりも歴史が滲み出た建物は今となってはとても貴重で、受付の女性の心温かい対応など、古き時代の良さが今も生き続ける銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 赤羽岩淵
経路 川方面へ。お寺の裏側
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 レトロオブレトロ
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 ぬいぐるみとか
照明 やや暗い

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 古い
シャワーの出 悪い
浴槽の種類 座湯、ジェット、バイブラ
サウナ なし
温度 46℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 親切
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者や中高年


【案内】
住所
〒115-0041
北区岩淵町31−2

電話番号
03-3901-5405

アクセス
東京メトロ南北線「赤羽岩淵」駅下車、徒歩3分

休日
金曜

営業時間
15:30−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

知られざる下水道の世界―東京都虹の下水道館(水の科学館③)

2021-07-08 07:45:00 | 博物館





基本データ
名称
東京都虹の下水道館

所在地
〒135-0063
東京都江東区有明二丁目3番5号 有明水再生センター5階

電話番号
03-5564-2458

開館時間
午前9時30分~午後4時30分(入館は4時まで)
*当面の間、開館時間は午前10時~午後4時となります休館日月曜日、年末年始
※月曜日が休日の場合は開館し、その翌日が休館となります。
※夏休み期間については、無休となります。
※下水道の日(9月10日)、都民の日(10月1日)は開館します。

入館料
無料


普段は、日常生活の中で多くの水を使い、排水を流しています。トイレ、シャワー、食器洗い等々。
その量は、1人あたりの一日平均が186リットルだそうです。
その排水はいったいどのようにして流され、処理されているのでしょうか。
日々お世話になりながら、一切見ることのない下水道という地下世界を今回は探検してみたいと思います



今回訪れたのは、江東区のお台場近くにある東京都虹の下水道館という場所です



立派な建物にビックリしました。こちらは有明水再生センターの建物になります。虹の下水道館は、その中の一部(広報機関)のようです



右の建物も水再生センターです



入り口では案内の女性が立っていて、虹の下水道館は5階にあると教えてくれました。ちょうど7階が新型コロナのワクチン接種会場になっていたので、それで立っていたのだと思われます



案内板もあります



5階に到着して、中から入り口方面を撮った写真になります。
エレベーターであがると、すぐ目の前にリケジョ(理系女子)っぽい若い女性スタッフが立っていて、挨拶のあとに検温、アルコール消毒をお願いされます。このへんは昨今のお約束ですね

入り口正面にあるのが、巨大な下水道管を模した投影機です。前に立つと自分の姿が水道管の中に映し出されます。バーチャル下水道管といったところでしょうか



奥に進むと、下水道のアルゴリズムを分かりやすく展示した模型がバリケードに囲まれてあります



関心を引いたのはこちら。
マンホール用仮設トイレです。
震災や天災などで自宅が住めなくなると避難所に身を寄せますが、その時に問題になるのがトイレです。
衛生面や数が足りないなど、多くの問題が発生します。それを包括的に解決できるのが、このマンホールトイレなのです。
なぜなら、マンホールから下水道へダイレクトに排泄できるからです。排水管も流す水もいりません。トイレットペーパーもOK。後処理の労力を最小限にとどめたシンプルなトイレなのです。
これが多く設置できるようになれば、災害時のトイレ問題は大きく前進します



排泄ぶつが堆積せず、救急経路を邪魔しない場所にあるなど、いくつかの条件がクリアされたところはマンホールに目印がつけられます



仮設トイレもシンプルな作りになってます



こちらは、下水道管の種類
下水道管と一口に言っても色々あり、見慣れたビニール管もあれば、頑丈そうな鉄製もあります



ドラえもんの世界では空き地の原っぱに下水道管が並んでいますが、ドラえもんが描かれて当時はまだ下水道管の普及率が低かったので、あのような風景が各地で見られたようです



水の貴重さを教えてくるパネル





水のうの使い方をレクチャーしていますが、あくまでも初期の対策であり、深刻な被害には手も足も出ないでしょう





合流式の下水道管を模型であらわしています。東京都や神奈川県は下水道整備が早い段階から進んだ地域だったので、合流式がほとんどを占めています。
合流式というのは、生活排水管の下水道管と、雨水だけの下水道管を一緒くたにするものです。分流式は雨水ならそのまま川に流す仕組みになってます。
武蔵小杉では一度下水道が氾濫して水浸しになったことがありましたが、下水道管は合流式なので、雨水と生活排水の混ざったものが街中に広がり、大騒ぎとなりました



水再生センターのコントロールルームを模したところです



コチラはお世話になってる微生物たちの名簿です





水再生のハイライトと呼ぶべき場所が反応槽と呼ばれるところで、そこでは投入された微生物たちが有機物を分解してくれます。
取り込んだ有機物で腹一杯になった微生物たちは、体重増加で沈んでいきます。
綺麗になった上澄みは、消毒を経て川へと流されていきます



微生物は、水再生のヒーローです。ありがとう微生物たち!



水再生の全行程



とりあえず最初は、ゴミを沈めます。どんどん細かいゴミも沈めていきます



下水道管はかならず傾斜していて、自然の流れに任せます。ただ、それだとずっと奥深くになってしまうので、ポンプで汲み取っているのです



そして水再生センターに運ばれた汚水は処理されて綺麗になって、川へと放流されます。むかしはこうした水再生センターがなくて、汚水は垂れ流しだったとか





ここはなんとミニシアターまであります



コンテンツも色々。長いもので20分近く。短いと10分もありません



アクリル板で下水道管の仕組みが分かるようになっています



こちらはアース君のお家。生活排水がどのように流れているのが分かるようになっています。
ちなみに、アース君のお家では、アニメによる下水道を紹介した動画が流れてて、YouTubeにもアップされていました。ちょっと長めですが、おもしろかったので見てみてください






普段は目に入らない世界ですが、こうした下水道を日々管理してくれる人たちがいるおかげで、清潔な毎日を送ることができます。
虹の下水道館を見学して、改めて下水道には感謝の念を抱きました

港区立みなと科学館―デジタルとアナログの融合体験場所(水の科学館②)

2021-07-06 06:34:00 | 博物館





基本データ
開館時間
午前9:00〜午後8:00
(プラネタリウムの最終投影は午後7:00/入館は閉館の30分前まで)

休館日
第2月曜日(その日が祝日の場合は翌日) 
年末年始(12月29日~翌年1月3日)
※臨時休館日あり

入場料
無料

プラネタリウム料金
大人600円
小、中、高100円

【指定管理者】トータルメディア・東急コミュニティー みなと科学館運営グループ

〒105-0001
東京都港区虎ノ門3-6-9
TEL:03-6381-5041 FAX:03-3578-3719


港区区立みなと科学館にやってきました。
こちらは一階が港区立みなと科学館で、二階が気象庁気象科学館になります。
両方とも入場料は無料。
気象科学館は以前だと大手町にあったのですが、2020年7月にこちら虎ノ門ヒルズに移転してリニューアルオープンしました。できたホヤホヤの科学館です。

新しい科学館ということでデジタル要素をふんだんに使いながら、アナログ体験も交えるなど、アナログとデジタルが融合した面白い科学館でした





最寄り駅は虎ノ門ヒルズ駅です



地図をみるとすぐ近くにあります(左下のオレンジ色の部分です)



地上にでて



こちらの建物になります。歩いて5~6分ぐらいの距離で到着しました



入り口です





元々小学校の跡地だったようですね



中に入っていきましょう



いまはコロナ渦ということで、入場は制限されています。
事前にホームページで予約して、予約したコードを受付に見せます。確認してもらうと通されます



入ってすぐ横にあるのが、コロナに関するパネル。今更感がありますが







色々基本なことが書かれてありました



こちらが港区立みなと科学館の入り口



エッグ型のドーム状になってます



入るとこんな感じ。かなりコンパクトに作られて、科学の知識を深めるというよりも、科学に親しんでもらうためのキッカケ作りの場という意図を感じます



ゲーム要素が非常に高くて、子ども向けだけど、大人も楽しんでました。親子で楽しめる場所ですね



各テーマ毎に分かれてて、統一感ある形で展示されてあります







自然コーナー



こちらはボールが浮いてますが



泡を発生させると沈むというものです




次に向かうのは気象庁気象科学館



 
二階にあがります



気象科学館の入り口


 
右と左に行けますが、最初は左から行ってみましょう


 
避難勧告が廃止されたお知らせ



表現がこちらから



このように変わりました



気象庁コレクション



むかしはこんな感じのところだったようです。石垣の上というのがこれまた隔世の感があります



面白いのはこれ



湿度を毛髪で確認するものです。実は人の髪の毛は非常に湿度に敏感で、かなり精度が高かったようです。ただ、アジア人の太い黒髪はあまり向いてないとか



こうした船で海を観察していました



南極から拾ってきた石



南極観測船のしらせ。おなじ船でも防衛省は砕氷艦と呼ぶそうです。立場によって表現が変わるのは仕方ないですね



気象衛星ひまわりの模型。歴代ごとに色んな形があります



こちらは先ほどの入り口を右から撮影した写真です。左にしても右にしてもこちらに通じています



この「うずのけす」は面白かったです。台風と竜巻を実演できる装置です



これが台風





こちらが竜巻



津波シミュレーター。三種類の波をシミュレーションすることができます







津波の早さは、深度によってこんなに違うものなんですね



ボタンを押すと、画面に突如として緊急速報が流れて、芸が細かいです。
津波は意外とそんなに迫力はありませんでしたが、波の形状がすごく分かりやすかったです



こちらは観測気球



色んな道具を使って観測してます



クイズで危険かどうかを当てるもの



夕立を選んでみました



どこにいると危ないか。川沿いの人たちでしょ?とそのあたりを押します





だんだん雨足が強くなってきます



答えが表示されて、川沿いだけでなく、落雷の危険性もあるので、高台にいる人も危険と認定されていました



こちらは大雨の危険を察知しようというシミュレーター



中に入るとセンサーが感知してはじまります。
小さな子がテレビで雨が危ないと言ってたよ!と話しても母親は軽視します。
恋人たちが喫茶店で過ごしていて、夕立が降るらしいよと言っても彼氏が鼻で笑います。
若者たちが川沿いでバーベキューをしてて、ラジオで落雷を警戒してもバカにして相手にしません。
そして大雨が降りはじめ…。
というお話。みんな見事なまでに棒読みの素人演技で、そちらの印象が強すぎて話がほとんど頭に入ってきませんでした。モーターで風を吹かせる演出は面白かったです



こちらは気象庁のコントロールルームを再現していて、クイズを出題して答えていくというものです。三人が参加できるので、家族や友達と来ると楽しめると思います



入り口に戻ると、入り口の内部には湾曲したシアターがありました



こんな感じです。コンテンツはどちらかというと大人向けで、鑑賞してる人はほとんどいませんでした







プラネタリウムまであります。
プラネタリウムは別料金で、大人が600円。いくつかコンテンツがあって大人向けのもあるのですが、この時は完全に幼児向けだったので見送りました


施設は全体的に子ども向けに作られているのですが、なかなか普段は目にすることのできない気象予報の実物があったり、大人も十分楽しめるものでした。とくに小さなお子さんがいる家庭は是非とも足を運んでもらいたいところです