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銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

大塚記念湯(東京・大塚)

2020-08-08 06:13:00 | 銭湯
東京・大塚
#大塚記念湯







JR山手線
#大塚駅


▲JR山手線の大塚駅。ここは池袋と巣鴨に挟まれた場所である。駅名(地名)の由来は、古墳から来てるようだ






▲とりあえず降りよう


▲降りて改札口のところ


▲改札口を抜けた先に地図がある


▲改札口を出て右側の南口にむかう


▲でると、開放感ある広場になっている


▲駅を振り返る


▲南口をでてすぐ目の前が都電




▲そのままサンモール大塚の中へと真っ直ぐ進む






▲コメダを横切り


▲神社も横切り


▲この十字路の先に大塚記念湯がみえてくる




▲都心らしくマンション銭湯


▲サウナが1000円! スーパー銭湯並みの値段だった。指圧もやっていて、なかなか本格的なところである


▲到着


入り口に入る下足箱のスペースは縦長でマンション銭湯にしては結構広い。それとたまたまなのか、行列ができていた。人気のところのようである。
待っている間、なにやら右の階段から人が降りてくる。ここは二階がサウナになっている(今回は利用しなかった)。
左にフロントがあって、座るのは60代ぐらいの女性。
上品な感じで、柔らかな話し方である。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると「10円になりますがよろしいですか?」「1枚で大丈夫ですか?」と色々と気遣ってくれる。
ところで、入り口のところにはマスク着用を喚起する注意書きがあり、



フロントも重装備だった。
アクリル板で覆われているのは当然として、帰りのときは貸しタオルをトングで取り扱ったり、ロッカーの鍵は渡すと、すかさずアルコールで消毒。
極めつけは、マスクをしてないとアルコールで全身を噴霧すると警告していた。そこまでするのかと唖然としたが、それほど危機感が高いらしい。
こちらもルールに従ってマスクをしっかり着用。受付前にあるアルコールで手を消毒する。


支払いはSuicaが使えるので、Suicaでお願いしますと言うと、受付の人がパソコンらしきもので値段を入力して、そのあとで端末にかざす。
ロッカーの鍵は、下足箱の鍵と交換。
脱衣場はさらに奥に進んだ先で、ずいぶと奥行きのあるところである。
途中にダンボールが山積みななっていて、雑然とした印象だ。奥に行くと左右に男女の入り口が分かれている。
左が男湯で、そちら側にロビーがある。長居しないでくださいとの注意書きも。


出典:東京銭湯ホームページ引用


脱衣場に入ると、まず目に飛び込んで来るのが天井だ。宇宙の絵がラッピングされている。
真ん中に巨大な宇宙船(たぶん当時の未来予想図だろう)、その周りをパラボラアンテナが描かれ、無数の恒星が全体にちりばめられている。
絵柄がいかにも昭和の図鑑にありそうな感じで、当時の宇宙を通した未来への希望が感じられた。
ここは宇宙愛が徹底しており、入り口のマットや布掛けも宇宙の絵柄だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


脱衣場はおおざっぱに説明すると、左側が休憩所で、右がロッカー。
ロッカーは島ロッカーと右壁際にある。自分が指定されたのは島のところだった。洗面台は浴室入り口の真ん中にあって、ドライヤーは無料。
左の休憩所は、椅子やベンチが並び、マッサージチェアとテレビまであるが、長時間滞在を防ぐためにテレビは電源が切られてあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室に入ると、やや横長で少々複雑な造りである。
右手前に立ちシャワーが2つ。使い勝手のいいものだった。
島カランは2つあって、右にもカランがあるが、左壁は浴槽である。


左の浴槽は、手前が水風呂で水温はぬるめの20℃ほど。
スペースは2人が入れそうだが、実質一人用か。
その奥に大きな浴槽で、こちらはミクロンバイブラ+薬湯。
薬湯ながら草津の湯と書かれてあって、高価そうな薬湯(たぶん湯の花)を使った白濁のお湯だった。浴室に入るとずいぶんいい匂いがするなと思ったが、どうやらこの薬湯の匂いだった。
ミクロンバイブラは、別名絹の湯であるが、ここはほかの銭湯のようなきめ細かさはなく、どちらかというと洗剤のような泡立ち。むかしの古い銭湯でたまに遭遇するタイプである。温度は40℃ほどと小さな子どもでも入れるだろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


そこから奥も浴槽になっていて、手前と奥の二重構造となっていた。
手前の右側に薬湯があって、こちらは漢方。温度は42℃ぐらいか(温度計は38℃だった)。
左が主浴槽になっていて、その主浴槽の奥に座湯がある。足下と背中部分がジェットになっており、なかなか勢いがある。こちらの白湯は43℃ぐらい。
さらに一番左が深浴槽で、ハイパージェットが2つ並ぶ。温度は隣と同じ43℃。


出典:東京銭湯ホームページ引用


こんな感じで、マンション銭湯ということから、あまり設備は期待してなかったのだが、よい意味で期待を裏切る充実ぶりだった。
温度も比較的低めなので、幅広い年齢層が使える銭湯だと思う。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


壁絵はやはり宇宙が描かれているのだが、どちらかというと間違い探しのような俯瞰図で、下が遊園地のような町並み。上が宇宙だった。
最初から最後まで宇宙愛が炸裂した銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 大塚
経路 南に進む
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 宇宙
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 やや老朽化
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 水風呂、ミクロンバイブラ+薬湯、漢方薬湯、座湯、ハイパージェット
サウナ あり(二階)
温度 41℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 上品
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(10円)
備え付け あり

◆人
受付 60代女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒170-0005
豊島区南大塚3−38−15

電話番号
03-3986-0126

アクセス
山手線「大塚」駅下車、徒歩3分

休日
金曜

営業時間
14:00−25:00

2Fサウナ(別料金)

※東京銭湯ホームページ転載

斎藤湯(東京・西日暮里)

2020-08-01 06:35:00 | 銭湯
東京・西日暮里
#斎藤湯







JR山手線駅
#日暮里駅

▲JR山手線日暮里駅。山手線の北側に位置する駅である


▲各鉄道会社とつながっている



▲階段をのぼり




▲改札口


▲出たところ


▲近くの地図をみる。目指すは東口だ


▲改札口を右にまわり








▲地上に降りたところ。方向としてはこのまっすぐなのだが、道がないので迂回する


▲左右どちらでも行けるが、今回は右


▲ここで立ち止まり


▲左折する




▲そばには太田道灌の像


▲道灌にまつわるエピソード(山吹の里伝説)にでてくる少女像


▲道灌が己の無知を恥じた話。自分も肝に銘じなければ…




▲そのまま渡り


▲マクドナルドを横切り




▲横断歩道をわたる


▲渡ったら右にむいて


▲お寿司屋さんがみえるのでそこを左折


▲曲がったところ


▲斎藤湯の案内がみえてくる






▲ここを右折すると




▲コインパーキングの隣に斎藤湯がみえてくる


▲到着




▲コンクリート打ちっ放しのマンション銭湯である




▲発熱、咳がある人は来ないでくださいという注意書き


▲2015年にリニューアルしたことを伝える案内





入り口に入るとさっそく脱ぎっぱなしのサンダルがいくつも放置してあった。おそらく常連客たちのものだろう。
手前にはアルコール消毒液。中に入るとロビーになっていて、右手前には券売機があり、その横にフロントがある。
券売機で入浴券とタオル(物販100円)を購入すると、フロントに差し出す。
対応してくれたのは40代後半か50ちょうどぐらいの男性。長い髪を後ろに束ね、銭湯の受付では珍しいタイプだ。
愛想はないが、ハキハキした対応をしてくれる。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲おしゃれで綺麗なロビー


男湯は左側で、のれんをくぐると、脱衣場もとても清潔感があり、リニューアルしたとあって洗練されている。
真ん中にカゴ棚があり、手前左側にロッカー。こちらはコインを入れるタイプなのでちょっとめんどくさい。事前に100円を用意しとく必要がある。
ロッカーは通常のサイズと縦長があって、縦長にはハンガーが用意されている。汗をかく夏やアウターのある冬などは重宝するだろう。
左側にある鏡台には、綿棒やティッシュのほかに保湿剤のようなアメニティも。
ドライヤーは昔ながらのタイプで10円2分のものだった。
右に洗面台。
浴室の入り口手前にはラックがあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲脱衣場もキレイ


浴室の扉を開けると、まず左側にも棚があって、すぐ右には立ちシャワー。
立ちシャワーは、平たい円形のヘッドの形状をしており、シャワーが均一に降り注ぐので気持ちいい。
その奥に進むと、左扉が露天風呂への入り口である。
浴室全体を見渡すと、大ざっぱに言えば右手前側がカランで、左側から奥に掛けてが浴槽となっている。
カランは島と右の間仕切りにあって、島カランは手前が両面、奥が右側のみで、その奥左側には富士山のタイルが描かれている。ここにもラックがあった。
棚のあるなしで使い勝手や快適性は全然違ってくる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


カランのシャワーはスーパー銭湯のように温度調節ができるタイプだったが、放出されるレンジ(幅)が狭いため、固定シャワーに慣れてない人は少し戸惑うかもしれない。
あとは備え付けにあるボディーシャンプーを使って洗い流そうとしたら、全然落ちる感じがしない。途中で軟水であることに気が付いたが、かなりの残留感があった。なかなかの軟水っぷりだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は最初に入ったのが右端の炭酸泉で、4人ほどが足を伸ばして入れる。
炭酸の濃度は普通だが、それなりの温もりを感じた。後ろにあるのは、ライトに照らされた灯籠と観葉植物。ガラス越しに見ることができる。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


その炭酸泉の左となりがジェットバス関連+電気風呂の主浴槽である。
寝湯もあって、残念ながら水まくらは死んでいた。
温度は43℃ほど。炭酸泉から入ると結構熱いなと感じるが、しばらくすれば慣れた。
その主浴槽の手前隣にあるのが謎の湯船で、長湯してる人がいるからてっきりぬる湯かな?と思ったら、かなり熱くてビックリ。
温度計は46℃を示していたが、実際は45℃ぐらいだろうか。たしかに熱い方だが、これなら大体の人も入れるのではないかと思う。

そして一番手前が水風呂。
ここはサウナがないのに、しっかり水風呂を用意してくれたのは嬉しい。
水温は20℃ぐらいでぬるめ。このあたりの温度設定も個人的にはちょうど良い。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲左手前から水風呂、熱湯、主浴槽、炭酸泉と並ぶ


最後は、露天風呂。
露天風呂は扉が二重扉になっているものの、露天風呂側が開けっ放しだった。冬場でない限りは、2つとも閉めておく必要はないのだろう。 

 
ザッと見渡すとほかの銭湯と比べて若干広めで、左側にある湯船は円形の白濁湯。微細泡によるものだろう。壊れたラジオのような音が水中から聞こえていた。温度は41℃ほどか。
右側のスペースは外気浴ができるようになっていて、かなり大きな石(一枚岩のようなもの)が置かれており、そこに足を掛けられるようになっている。
椅子も3つほどあるので奪い合いになるようなことはない。


全体的にデザインの統一性と洗練さは素晴らしく、リニューアルしてまだ5年ほどということで(一部カランは首がおかしかったけど)、清掃も行き届いていて快適だった。


ここは日本で最後の三助(背中を流してくれる人)がいたところとして有名な場所で、そうした伝統的な看板を裏切らない質の高い銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 西日暮里
経路 駅を北へ
周辺の環境 商店街や住宅

●空間演出
建物外観 コンクリート打ちっ放しマンション銭湯
壁画・眺望 坪庭、富士山のタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 良い
浴槽の種類 露天風呂、水風呂、熱湯、ジェットバス、電気風呂、寝湯、炭酸泉
サウナ なし
温度 38~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル なし(購入100円)
備え付け あり

◆人
受付 40代の男性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒116-0014
荒川区東日暮里6−59−2

電話番号
03-3801-4022

アクセス山手線「日暮里」駅下車、徒歩3分

休日
金曜

営業時間
14:00−23:30(最終入場23時)

※東京銭湯ホームページ転載