銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

旭湯(相模原・相模大野)

2020-11-14 05:51:00 | 銭湯
相模原・相模大野
#旭湯







小田急小田原線
#相模大野駅 


▲小田急線の相模大野駅


▲訪れたのは9月の4連休最終日。コロナはどこ吹く風邪で構内はたいへん賑わっていた


▲相模大野駅は小田急の旗艦駅。箱根と江ノ島はここから分かれる


▲階段を登り


▲のぼったところ。かなり広いコンコース


▲改札口にむかい


▲改札口を抜ければ


▲大きな駅ビルが目の前に現れる


▲むかうは北口。その左側に進む






▲ここまで来たら左を向けば


▲奥に線路がみえる。しばらく線路沿いを歩く


▲階段を降りて


▲そのまま進み




▲分かれ道ももちろん線路沿いの左側






▲またしても分かれ道は線路沿いの左側






▲左に車両基地がみえてくる。右はURのマンション群だ






▲電車が通る




▲ちょうど車両基地の終わりあたりでいったん右に曲がる


▲曲がったところ


▲すぐに左


▲あとはまっすぐ進むだけ




▲狭い道だけど、車の往来が激しいので注意


▲旭町にあるから旭湯なのだろう


▲ここまで来ると


▲左にみえてくる。のぼりや看板がないので、気を付けなければつい見過ごしてしまいそうである


▲代わりにこの飲食店の看板が目印




▲両隣に飲食店が並ぶのは珍しい


▲奥に進むとこんな感じ。両脇にコインランドリーが並ぶ


▲入り口横にはレトロなゲーム筐体が片隅に放置されていた。マニアなら喜んで買い取りそうな気もするが…。


▲到着


男湯は左側で、扉をあけるとずいぶん古い脱衣場が目に飛び込んでくる。
右には小さな番台。これまた小柄な女性がちょこんと座っていた。見た感じ70代ぐらいだろうか。明るい色に髪を染めているので、遠くから見るともう少し若く見えた。
貸しタオルありますか?と尋ねると、どうやらないらしく、購入するしかないという。販売価格は200円だった。


受付をすませて脱衣場を見渡すと、真ん中に黄色いイスが2つと、喫茶店にありそうなテーブルが1つ。それと脇にベンチがあった。
左壁には縦長のロッカー。右の間仕切りに大きな鏡があるが、古い銭湯のお約束だろう。足下はゴザが敷かれ、その上にタオルが点々と置かれてあった。


ロッカーはちょっと変わっていて、鍵のほかに摘(つ)まみを捻らないと開かない仕組みである。
鍵の形状も変わっていて、鍵を収納する部分が扇型で大きい。なので付けると正直邪魔くさい。
普段は足首に取り付けるのだが、これだとなんとなくしっくりこないため今回は腕に付けることにした。
古い銭湯だとたいてい棚がなかったりするが、ここはちゃんと入り口にラックが置いてある。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の扉を開けると、古典的な作りではあるが、やはり微妙にほかの銭湯と異なる。まず、島カランはシャワーがなく、その島カランの上に観葉植物と、ケロリン桶が置いてあった。
椅子は手前片隅にきちんと並べてあり、常連客のマナーの良さを感じた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲こちらが男湯


左右の壁にはもちろんカランがあって、手前右側には立ちシャワーが一つ。
老朽化の目立つ銭湯だと大抵水回りが故障してるが、ここはなんの不都合もなかった。


浴槽は奥にあって、シンプル。
右が深浴槽で、2人が入れるぐらい。
左が浅浴槽で、3人ほど。ジェットがついているが、それだけである。
深浴槽には簀の子状の板が張り付けてあったが、火傷防止か。
お湯は下で繋がっているので、温度はともに43℃ほど。最初は熱いかなと感じたが、慣れてしまえばゆったり長湯できる温度だ。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


客層は30~50代を中心としていたが、高齢者もおり、年齢は多彩。自分が訪れたときは7~8人ほどが入っていたが全員顔見知りらしく、みんなで冗談を言い合って笑い声が響き、終始賑やか。
まるで居酒屋でハシャいでいる見知らぬグループの中に突然飛び込んだ気分である。
飲み会で独り黙っていると「楽しんでる?」と気に掛ける人がいるが、ここでもそんな感じで、高齢男性が色々と声を掛けてくれた。
「お兄ちゃん、タオルは?」
「そこにあります」
「お兄ちゃん、2階のアパートの人?」「いえ、違います」と言うと、「ここは住んでるとタダなんだよ」という。
どうやらアパートは風呂がない代わりに銭湯が無料らしい。ただし16:00~22:00しか開いてないので、それに合わせないと入れないけれども…。


天井はマンション銭湯なのにかなり高く驚いた。おそらく天井を高くするために真ん中はアパートの部屋を作らなかったのだろう。意外と銭湯ファーストなマンションである。


コロナがまだ警戒されてる時期ということで受付はしっかり透明シートで覆われているが、客同士はまったくお構いなし。脱衣場でもみんながおしゃべりに夢中になっていた。
とにかく地元に根ざしたサロンのような銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 相模大野
経路 線路沿い
周辺の環境 住宅、飲食店

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 富士山のタイル絵
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 古い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ジェット
サウナ なし
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(購入200円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 色んな年代


【案内】

住所
〒228-0804 
相模原市旭町24-30

電話
042-745-3746

営業時間
16:00〜22:00

定休日
毎週水曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載


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4 コメント

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Unknown (azm)
2020-11-14 09:17:35
おはようございます。
名前が実に銭湯らしくていいですね!
インベーダーゲームでしょうか。私の琴線をさらに刺激した一枚でした^_^
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Unknown (r_o_k)
2020-11-14 10:43:05
住民は風呂なしだけれどタダ!内風呂のメンテナンスを考えると無い選択では無いですね!
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Unknown (southandnorthface)
2020-11-14 12:09:20
@azm AZMさんへ

名前もそうですし、中も古典的な銭湯でした(所々変わったところもありましたが)。
インベーダーゲームは、東京江戸博物館で見かけたので、野ざらしに放置されててビックリしました(笑)
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Unknown (southandnorthface)
2020-11-14 12:19:41
@r_o_k r-o-kさんへ

銭湯好きとしては、嬉しいマンションですよね。お風呂掃除とかする必要ないですし、いつも熱いお湯に入れるので。しかも無料!
ただ、9月後半はまだ暑い頃で、銭湯が休日のときは汗だくでも入れないのは厳しいなと思いました(笑)
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