銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

大谷田温泉 明神の湯(東京・北綾瀬)

2022-01-15 07:52:00 | スーパー銭湯
#大谷田温泉
明神の湯






東京メトロ千代田線
#北綾瀬駅

▲東京メトロ千代田線の終点駅


▲目の前には公園がある




▲皇居が見切れるほど右斜めに位置して、はるばる来た感じ


▲改札口にむかい


▲地図でみると、真ん中の道をまっすぐ進む。道は分かりやすいが距離はかなりある


▲出口2に出よう


▲目の前の大通りを右に進む


▲ひたすらまっすぐなのでかなり割愛して紹介










▲ここまでけっこう歩いた


▲ここをようやく左折する


▲すると謎の建造物を発見


▲銀河の塔とよぶらしい


▲左折したところをまっすぐ








▲すると大谷田温泉がみえてくる




▲左をむけば駐車場


▲その駐車場奥を進むと




▲入り口に到着


▲階段かエレベーターでのぼり





最初に検温器とアルコールスプレーが置いてある。こちらはセルフで任されてあった。検温器の感度はあんまり良くなくて何回かやり直した。
最初に下駄箱に靴を預けるが、こちらはコインリターン式。小銭がなかったので崩そうとしたら両替機が使用中止だった。
仕方なく券売機で先にチケット(入浴券と貸しタオル)を購入してくずした。
ちなみにスーパー銭湯で貸しタオルがあるのははじめてである。貸しタオルは100円で、購入タオルは200円だった。


受付でタオルを受け取ると、左に向けば飲食スペースがある。手前には喫煙所(一服処)があった。
浴室への入り口は真ん中の右側。



のれんをくぐると、ここはかなり芸が細かいというか細部まで演出の拘ったところだった。
おそらく古民家がテーマになっていて、ロッカーもそんな風にあえてエイジングされた木の形をしたもので(実際は金属とプラスチック)、トイレに入ると手洗いが竹の筒から水が出てきたり、洗面台が瓶(かめ)だったりと、ちょっとしたテーマパークのような雰囲気。


扉をあけて浴室内に入ると、最初は狭い通路で全体的に薄暗い。左に棚とその奥に給水機があり、小さな紙コップが用意されていた。湯上がりは水を飲むので、こういうサービスはありがたい。


通路奥にかけ湯とかけ水が並び、右側にはサウナがある。サウナは定員17名と書いてあって、だいたいそれぐらいのスペース(詰めればもっと入れたかも)。熱さはかなり感じた(90℃らしい)。作りはよくあるレイアウトで、真ん中にテレビがあり、階段状になっている。先ほどの通路奥にサウナハットまで用意されていて驚いた。


出典:大谷田温泉 明神の湯ホームページ引用
▲スーパー銭湯はなぜ夜に撮影するのだう? 実態と雰囲気が全然ちがう


そのサウナの奥に湯船が3つ並ぶ。
手前が水風呂で、かなり広め。5~6人は入れるだろう。岩風呂仕様で、水温は18℃ぐらいか。
その奥に木風呂(檜かどうかは分からなかった)の温泉。温度は42℃ぐらいと、ここでは一番熱いお湯だった。
泉質は塩化物泉なのだが、かなり濃厚な茶褐色で、入った瞬間から質の高さを感じた。ほかのスーパー銭湯でもおなじみのものだが、ここは別格である。


出典:大谷田温泉 明神の湯ホームページ引用


出典:大谷田温泉 明神の湯ホームページ引用


その奥もおなじ木風呂の温泉で、こちらは広めになっており、温度は40℃ほど。こうしたスーパー銭湯は温度がすべて常識範囲だから安心して入れる。


左側のスペースはカランで、このカランもいろいろと凝っており、全体的に統一感があるようにデザインされてある。
人の数の割にはカランの数は多くないのと、スーパーのようなパーティションによる仕切りはなかった。
左奥は休憩用の椅子がL字に並んでいる。こちらも木材で作られてあった。
この椅子の目の前にはミストサウナがあって、入るとものすごい白煙。視界はほぼ利かなかったが、一応奥までは見える。半円形にタイルの椅子が並び、人の顔はまったくみえなかった。ここではウチワがあって扇いでいる人がいた。
温度は熱くもなくぬるくもなく、よくあるミストサウナだった。


浴室の一番奥の扉をあけると、今度は露天風呂のスペースになっている。
スーパー銭湯ということで、露天風呂も室内と同じぐらい充実していた。
右側に8の字の岩風呂があって、手前は5~6人入れるぐらいのスペース。奥もそれぐらいの広さで、一番奥は寝湯になっていた。温度は41℃ほど。
一番左奥にも別個の露天風呂があり、こちらは5~6入れるスペースになっていて、温度は低めの40℃ぐらい。


出典:大谷田温泉 明神の湯ホームページ引用
▲入り口手前にある露天風呂


出典:大谷田温泉 明神の湯ホームページ引用
▲こちらは左奥にあるぬるいお風呂


さらには檜風呂が左手前と一番奥のスペースにそれぞれある。ただ2つとも小さくて縦に座れば2人が入れるが、横に座ると1人用となってしまうぐらいの小ささ。温度は41℃ほどと普通の温度だった。


出典:大谷田温泉 明神の湯ホームページ引用


露天風呂はすべて白湯で、室内は温泉とハッキリ分かれていた。
面白いと思ったのは、ジェット関連の湯船がひとつもなかったことだ。ジェットも炭酸泉もないスーパー銭湯はイマドキ珍しい。ただ、泉質はとにかく素晴らしく、そういう点で味付けをくわえず素材で勝負してるのは潔いと感じた。


サウナは決まった時間になるとイベントがあるらしく、館内放送でイベント開始の告知があった。
ドイツ公認のなんとかかんとかで、なんとかさん(外国人の名前)お二人によるものでなんとかかんとかで、(ちゃんと聞き取れなくてスミマセン)、整理券をもらった人のみ入れる。人数が多いと抽選らしい。


全体的に作りが凝っているというか拘りが明確なのでが演出が素晴らしかったのと、動線も含めてよく知ってる人が考えた設計だなと関心した。
客層はあらゆる年代がいて、外国人も複数人いた。これだけ多様な人がいるということは、それだけ普遍的な魅力がある証拠だろう。
今回訪れたのは平日扱いの日で、朝風呂料金で700円(土日祝日は朝風呂900円)なのは驚くほど安い値段だ。特に時間制限があるわけでもなく、しかも朝風呂に指定されてる時間が10~14時ともはや朝じゃない時間も含まれている。
そのあたりも含めてコストパフォーマンスの高さ、質の高さともにダイ絶賛できる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 北綾瀬
経路 東にまっすぐ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 古民家風
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 食事処
脱衣所 きれい
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 温泉、水風呂、露天風呂、檜風呂
サウナ あり
温度 40~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(100円)
備え付け あり

◆人
受付 50代の女性
客層 幅広い年代や外国人も

【案内】
入館料
【大人(中学生以上)】平日1,100円 土日祝日1,300円
【小人(3歳~12歳)】600円
【乳幼児(2歳以下)】400円
【シニア(60歳以上)】1,000円

アクセス
亀有駅、北綾瀬駅より徒歩圏内ですが、亀有駅よりタクシーを使うと5分位で着きます。
無料駐車場は90台あり、大型乗用車の駐車も可能です。

【営業時間・休館日】
・営業時間:10:00~23:00(22:30最終入館)
・休館日:第三火曜日

住所
東京都足立区大谷田1-18-1
TEL:03-5613-2683

※大谷田温泉 明神の湯ホームページ転載


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2 コメント

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Unknown (batasyan)
2022-01-15 08:25:29
こんにちは。
こちらのブログを拝見すると、関西にたくさん有るスーパー銭湯は無いのかなって思わせる感じでしたが、この形態のスーパー銭湯ならたくさん有りますよ。
確かに今流行の炭酸風呂が無いってのが不思議です。価格はやはり高く感じますね。これなら設備も充実している銭湯が流行るのも納得です。
返信する
Unknown (southandnorthface)
2022-01-15 08:51:06
@batasyan batasyanさんへ

おはようございます!

スーパー銭湯は東京もかなりあるのですが、なにせ高いので避けているんです笑
特に高価格帯だと3000円ぐらいするので、こじん的にちょっとなぁと。
それらと比べてると、ここはかなり格安なんです。
炭酸泉がないのは、それだけ泉質に自信がある証拠だと感じました。塩化物泉の中でも上位にランクする温泉だと思われます。
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